世界にも類を見ない伝統行事? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 海底の動植物の状況を

 同じ場所で

 何十年にも渡って継続的に調査している事例って世界的にもなかなかないんだそうです

 

 それを行っているのは岩手県水産技術センターで

 調査してる場所が田老

 

 以前は10月だけでしたが

 磯焼けが問題になり始めた頃から、7月と10月の2回実施して

 海藻の推移を調査することになりまして

 

 今日、今年の7月分の調査を実施しました

 

 予報からいって問題ないとは思いましたが

 とりあえず現地確認

 午前5時過ぎ

 世は事もなし

 問題なし

 ナギ良し、水よし、天気良し

 (あー、釣り行きてえ・・・)

 以前はね、今のような予測システムはなく

 高規格道路もなく

 前日入りで田老の民宿に泊まって、翌日調査実施

 っていう感じだったので

 けっこうな波でも強引に実施してました

 

 田老のダイバーは皆、多少の波なんて関係ないツワモノ揃いでしたけど

 水産技術センターから来られる研究者の方が高い波の中潜水されるのは見てて気の毒なぐらいでした

 

 

 今は一週間ぐらい前からけっこうな精度で波の予測ができますし

 水産技術センターがある釜石から高規格道路を走れば1時間ぐらいで来ちゃうんで

 朝出発しても楽々間に合いますし

 朝見て無理そうなら延期もできるので、だいぶ楽になったと思います

 

 

 今朝は9時過ぎに出港していきました

 

 陸で見送ってましたら

 「あれ、行がねえのが?」

 と船長さん

 あれやこれや、やらなくてはならないことがてんこ盛りで身動きとれない状態です

 

 (がっこう生徒だの、カレイだの、カゼだのやんなくてもいいのさ本気になってからそうなもんだが)

 学生の体験学習とかカレイ・ウニ蓄養とか本来の仕事ではないことを一生懸命やるから、仕事する時間がねえんだよ!という声多数。返す言葉がございません(汗)

 

 

 さっき、ウニ蓄養水槽の濾過槽を掃除してましたら

 「なんで、オメーがこんなことまでしなくちゃなんねえんだ?」

 って組合員さん

 答えに窮してましたら

 「結局手下がいねえってことだべ」

 「まあ、はい」

 「頭数がいねえばどうにもなんねえんだから、人件費云々なんて言ってねえで職員増やせ」

 「募集しても来ねえんだでば」

 「・・・・・」

 


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