放送多すぎ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 「なんでこんなことまで放送するの?」

 大きな街から来た人がよく言います

 

 あらゆる所に設置された防災無線のスピーカーから大音量で流される放送の数々

 「今日は風が強いので野焼きはしないで下さい」

 「花火をする際は消火道具を・・・」

 「○○時より○○において××まつりを開催します」

 「宮古港に客船○○が入港します」

 「宮古港から客船○○が出港します」

 「消防団の出初め式が行われるので○○時にサイレンが鳴ります」

 「今日は気温が高いので水分を十分にとり・・・・」

 「訓練、こちらは・・・」

 

 私なんぞは何十年もこの状態の中にいるので感覚が麻痺しちゃってるところがありますけど、都会から来た人にとってはもの凄く不思議らしく

 冒頭の感想になるようです

 

 人と大事な話をしてるときに、大音量で放送が流れるので話が中断される

 子供が小さい頃、ぐずる子供をようやく寝かしつけたと思ったら、たいした用でもない放送で子供が目を覚まして、怒りに打ち震えるということが何度もありました

 夜勤のため日中寝ていた嫁さんが放送で起こされて激怒すること数知れず

 今の時期、コンブ養殖の漁業者は夜明け前から作業して、コンブを乾燥室に入れて乾燥機を始動させ、乾燥するまでの間しばし仮眠をとったりします

 そんなとき、たいして重要でもないことを大音量で放送されて起こされたら頭にくるだろうなあ・・・

 

 それはね、地震とか津波とか火事とかの放送はちゃんと放送してもらわないと困るんです

 昼夜問わず迅速に対応して放送してくれる方には心より感謝申し上げます

 けど

 あまりにも放送が多すぎる

 そう思うのは私だけ?

 

 マイクがあると喋りたくなるのは人間の性なんでしょうかね?

 

 役所の方と一次産業従事者では生活サイクルが全く異なるわけですよ

 あと、夜働く職種の人もいる

 昼寝てる人もいるんだから、放送は本当に必要なことだけにしていただきたい

 

 風が強いことや暑いことぐらい解りますって

 

 

 ところで

 午前3時に

 「本日のウニは中止となります」

 とか

 私の寝ぼけた声に激怒してる人も多いんだろうなあ・・・・

 ゴメンナサイ

 


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