タラフ昆布 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 明治19年の本だそうです

 大学の先生が送ってくれました

 昆布のことを紹介した本で

 右のページの下の方

 田老(タラフ)昆布の文字が

 

 田老にはマコンブとミツイシコンブ(いわゆる日高昆布)の2種類が生息しています

 生の状態ではマコンブは茶色、ミツイシコンブは黒いので田老では黒昆布と呼びます

 

 この本の田老昆布がどちらを指しているのかは解りません

 

 小本の昆布はマコンブとミツイシコンブの中間みたいな形状ですし

 宮古湾の昆布は形はマコンブだけど色は真っ黒という独特のもので、大学でコンブの研究をされた方も

 「宮古湾のコンブは独特で訳がわかりません」

 ってギブアップするほど

 

 小本の南が田老でその南が宮古

 隣なのに、それぞれ特徴があり、別のコンブとして表記されているのは非常に興味深いです

 

 明治時代にちゃんと区分していたんですね

 


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