はじまる | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 今日、数名の漁業者が養殖コンブの収穫を始めたようです

 

 ようです

 っていうのも

 私が港に行った頃にはすでに洗浄作業を終えて人がいなかったので

 

 こちらは、明日からですかね

 洗浄機スタンバイOK

 

 ところで、このコンブ洗浄機を発案したのは田老の人なんですよ

 

 昔はコンブを一枚一枚手作業で洗って洗ってたのを

 田老の川向の山本さんという方がブラシを回転させた中にコンブを通して洗浄する方式を発案して全国大会で発表してそれが広がったんだと私は聞いています

 なにしろ私が漁協に入るはるか前のことなので、私が直接確認したわけじゃないんですけど

 

 

 コンブは北海道ってイメージが強いかもしれませんが、実は田老もすごい

 

 先日、大学の先生が図書館で見つけたってコンブの資料画像を送ってくれました

 明治だか大正だか忘れましたけど(探してあとでアップします)

 その中に、全国のコンブのブランドとして

 田老昆布ってありましたもの

 

 田老はコンブの生息南限に近いので、養殖する条件としては厳しい

 厳しい中でいいものを生産するための努力を重ねてきたからこそ、新しい発見がある

 

 発明者、山本さんの凄かったのは

 その発見を出し惜しみせずにみんなに教えたことです

 今の時代はね、特許をとって金を儲けるケチな輩がいっぱいいますけど(笑)

 みんな大変だろうからって

 田老の大先輩、立派です

 私は田老の人間として誇りに思います

 

 


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