突然やってきた | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日、定置網はサバ・イワシ込みで60tの水揚げでした

 突如として魚が回ってきたみたいです

 

 

 今朝8時頃、ホシガレイとウニの作業をしてたら定置船が入ってきました

 いつもは6時頃には水揚げが終了してますので

 (今の時間入ってくるって事は、今日もけっこう入ってんのかな?)

 って思いつつ作業してたら

 

 周りで作業してた人が

 「船が沈んでる」

 「えっ?船が沈没?」

 そりゃ事件だ

 焦って港内を見ると

 沈没じゃなくて、魚を積み過ぎて沈みそうという意味だったみたい

 焦った~

 

 この沈み具合、大漁だな

 

 

 ここ数日、ホシガレイ水槽のアンモニア濃度が上がってきました

 (濾過の限界か・・・)

 濾材を見ると、案の定、かなり汚れてたので、濾材を洗浄することに

 

 水を抜いて、濾材を全部取りだして、洗浄して元に戻す

 濾材は1袋20㎏が50袋ほど

 水を大量に含んでるんで1袋が30㎏近くあるでしょう

 濾過槽から上げるだけでしんどい

 この作業に約半日

 1人でやったので腰が・・・

 

 閉鎖循環は定期的にこの作業が必要になるので大変です

 見た目ほどラクじゃない

 

 寒い中で汗をかきながら濾材を洗ってましたら

 またもや沈みそうな定置船が入港してきました

 

 一体今日は何トンあるんだ?100トンとか?

 って思ったら

 37トンだったようです

 

 

 

 

 ホシガレイ、明日は20枚出荷しますよ

 

 1日以上寝かすと美味しいみたいなので

 明日出したのは年末がちょうど食べ頃です

 

 「ホシガレイ食べたい!」

 って料理屋さんや魚屋さんにリクエストしてもらうと

 落札してくれるかもしれません

 

 田老産ホシガレイ

 ぜひ一度食べてみて下さい

 

 フグみたいに薄造りにすると感動する美味しさだそうですよ

 

 

 暮れに田老の産直にホシガレイの活魚を出そうかと思って担当者に相談しました

 「どのぐらいの大きさのをなんぼで売るんですか?」

 「1㎏サイズ。キロ6千円」

 「産直で1枚6千円のカレイっすか・・・・・売れる気がしません」

 やっぱり

 


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