これはシロ? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 これはシロサケですかね?

 サケの担当者からLINEが来まして

 

 ぱっと見はシロサケ

 ですけど

 卵が大きいです。卵重が0.3gあります

 写真を見ると尾びれの部分が銀色

 スケ(キングサーモン)やギンザケ(シルバーサーモン)みたい

 

 (忙しいだろうなとは思いつつ)サケの研究者の方に電話して

 「変なサケが揚がったんで見てくれません?」

 「変ってどんな?」

 「卵がでかい。尾びれが銀色」

 「うーん、そんなのもたまにいますよね」

 「はい。います。けど」

 「経験が長いんだから解るでしょ?」

 「解らないんでお願いしてるんです 笑」

 

 って無理矢理来てもらいました

 

 見てもらった結果

 マスノスケもしくはギンザケとシロサケの交雑種かも

 ということでしたが、結局よく解らないということで

 

 東日本大震災の時に海面養殖場から大量のギンザケが逃げ出して、ありとあらゆる河川に遡上したんですよ

 その時のギンザケがシロサケと交雑して、血が混じったんじゃなきゃいいけど

 

 こういう得体の知れない魚を見ると不安になります

 

 

 PCで画像を拡大してみたら、尾びれが再生してます

 ということは

 養殖場から逃げ出したギンザケじゃないでしょうかね

 

 こんなのが遡上してくると、遺伝子がややこしいことになる

 

 

 


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