知らない とは 恐ろしい | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 先日、ママスのルイベのことを書きましたら

 「以前、内陸の親にママスを送ったら、そのまま刺身で食べたって聞いて蒼ざめたことがありますよ」

 ってコメントをいただきました

 

 大丈夫だったんでしょうか・・・・

 

 

 沿岸の人はサケ・マスを絶対に刺身で食べません

 腹痛を起こすのを知ってるので

 

 

 沿岸の人にとってはそれが常識なんですけど

 若かりし頃に働いていた八幡平市はニジマスの養殖が盛んで、大きなニジマスは刺身で食べる方がスタンダードでした

 淡水での養殖なので寄生虫がいないから

 

 

 

 そのころ、親父の遠い親戚が八幡平市に住んでおりまして

 私が家に帰ったとき、親父から

 「あそこの家にサケを届けてくれ」

 って定置網に入った大きなサケを預けられたんです

 氷詰めにしてその家に届けたら

 

 「活きがいいんでそのまま刺身で食った。美味かった。ありがとう」って電話が

 

 「えーーーーーーーーーーーーーーーーっ!サケを刺身で食っちゃダメでしょ!なんで?なんで生で食うの???」

 「ニジマスいっつも刺身で食ってる。同じだべ」

 「違いますって!海のは違うの!」

 「でも、うめがったぞ」

 「いや、美味いかまずいかじゃなくって」(汗)

 

 私が大騒ぎしてたら、周りの人達

 「なしてだめらの?刺身うめじゃ」

 「それはニジマスでしょ。今話してんのは海の天然のサケですよ」

 「なして?海のはだめらんだ?活きがいいがら刺身でいいべじゃ」

 「サゲはダメに決まってぺーすか!腹あこわすべえすか!」

 「おめ、わげもんのくせに訛ってんな。だべすかってなんだ?」(笑)

 「だべすかったら敬語だべーすか。おめさんに訛ってるって言われたぐねーでば」

 

 案の定、食べた方はもの凄い腹痛にのたうち回ったそうです

 

 そのくせ

 「また頼むな」

 だって・・・

 

 

 


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