ボイルコンブ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 岩手の養殖コンブは大きく分けて3つの出荷形態があります

 

 干コンブ

 ダシに使われる乾燥したコンブです

 葉に厚みがないといけませんので、十分に成長させてから収穫します

 田老では6月中旬頃からお盆前ぐらいまでが収穫期です

 

 スキコンブ

 細長く切られたコンブがノリみたいに板状に乾燥されたものです

 水戻ししてサラダとか煮物に使う食べるコンブです

 一度ボイルして細かく裁断してから四角い枠に入れて乾燥させます

 葉に厚みがあるときれいに仕上がりませんし、固くなるので

 3月~5月頃までの若い時期に収穫されます

 

 ボイルコンブ

 ボイルしてから塩蔵されたコンブです

 こちらも水戻しして食べるコンブですので

 若くてまだ柔らかいうちに収穫されます

 田老では従来5月に収穫されてましたが、海水温の上昇が早くなりましたので、ここ数年は4月から収穫されます

 

 ということで、ボイル用のコンブが始まっております

 ワカメと同じように、生で集荷して、自営加工場の巨大なボイル釜で一括加工されます

 時期は早いですが、品質は上々

 きれいです

 

 


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