あと少し | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 水温が高めに推移していて

 上昇する時期も早くなっているので

 養殖ワカメの収穫適期も年々早まっています

 

 以前はゴールデンウイーク直前まで採ったこともありますが

 ここ数年は3月中で収穫を終える人もチラホラ

 今年も収穫を終えた人が徐々に増えてきました

 

 「あと何日?」

 「聞くな」(笑)

 

 「あと何日?」

 「3日ぐらい」

 

 「あと何日?」

 「解りません。うちの船頭は3日前にあと10日って言ってたのが、今日もあと10日だって」(笑)

 

 田老のワカメはお彼岸の頃から急激に成長していくので

 最初の頃は1日に100mの養殖ケタを収穫できてたのが

 80mになり

 50mになる

 

 例えば

 収穫してないケタがあと400mある

 今日は70m収穫したから

 6日で収穫が終わるな

 という計算

 

 でも、その間に急激に成長していくんです

 次の日は目一杯収穫しても60mになり

 シケや雨で収穫を休んだ後に行くと

 目一杯収穫しても50m分とか

 

 そうするといつまで経っても

 あと6日(笑)

 

 ま、収量が出るからいいことなんですけど

 

 


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