はじまり | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 ことしも始まりました

 養殖ワカメの収穫

 

 午前3時

 港へ

 

 思ったよりもワカメが大きく成長してます

 例年なら最盛期のようなワカメです

 

 おそらく陸上の水槽で

 ある程度まで育ててから沖に出した種苗のワカメでしょう

 

 「大っきいがね」

 「最初からこんなに育ってたら、そのうち枯れない?」

 「これ陸上で育てた種苗でしょ、たぶん。この種苗はそんなに巻き込んでないはずだから、ずっと海で育てた種苗に移ったら幼くてガッカリするかも」(笑)

 

 次の港へ移る道中

 ワカメを収穫する灯

 9隻

 

 私が漁協に入った頃は海の中に町があるみたいに灯が広がってたものです

 当時は全部オレンジ色のふわっとした光でしたが

 今はLEDのパキッとした青い光になりました

 

 次の港では1件だけ作業中

 

 その次の港でもやっぱり1件

 「よぐ起きれたね」

 「ハハッ、なんとか」

 

 その次の港では作業してる人ナシ

 暗がりにワカメの山とおかーさん1名

 「2時頃上がって、また沖に行きましたあ」

 「えっ?2時に?もう切り終わったんですか?」

 「いや、まだ切ってないの。これから」(笑)

 

 グルッと一回りして

 三王岩の上

 左の奥の方にワカメを収穫する灯が見えます

 

 

 加工場では盛大に湯気が上がってました

 オラー!煮るぞー!って(笑)

 さあ、これから一ヶ月

 事故がありませんように(祈)

 

 


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