視覚? 嗅覚? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 魚は餌を食べるとき視覚で食べるのか

 それとも嗅覚で食べるのか

 

 渓流に住む魚は、流れていくエサを瞬間的に食べなくちゃならないので

 100%視覚に頼って食べるんだと思います

 

 金属やプラスチックに匂いはないので、ルアーを食ってくる魚も視覚でしょう

 

 透明度の悪い所にいるコイとかフナは嗅覚というか味覚なんでしょうね

 

 

 ワームと呼ばれるプラスチックの疑似餌には

 「魚が思わず食いつく匂い成分配合」

 なんて文字が踊ってます

 

 アイナメやソイって視覚なんだろうか?匂いなんだろうか?

 

 ウニやアワビを採ってますと、船に上げてくる途中にウニやアワビが落ちることがあるんです

 するとどこからともなく巨大なアイナメが現れて海底に沈んでいくウニやアワビをつつく

 これはきっと視覚でしょう

 

 つついて食べられないと思うとさっといなくなる

 で、採ったウニを潰してタモに入れて沈めると狂ったように襲いかかってきて、タモの中にまで入り込んで捕られる(笑)

 これは嗅覚もしくは味覚でしょう

 

 魚が自分からタモに入るなんてあり得ない

 って思うかも知れませんが

 本当です

 

 あるいはウニをエサにするなんてもったいない

 って思う方もいるかも知れませんが

 エビでタイを釣る(笑)

 

 タモでアイナメを捕るのはおもしろいし、大きなアイナメが捕れるのでボーナスみたいなもの

 なんですが、これをやり始めるとウニよりアイナメの方ばっか気になって、結局どっちもダメなので、よほどデカいアイナメがいたとき以外は手を出さないようにしてます

 

 

 

 ところで、カレイは一体なにを頼りにエサを食べるんだろうか?

 ワームや人工イソメにもけっこう食ってくるんですが

 見た目でエサ

 と思っているのか

 匂い成分で食いつくのか

 

 ま、釣れればどっちでもいいんですが

 

 おそらく遠くからは視覚だよりで寄ってくるんですね

 何だろ?って

 で、エサだと思えばいきなり食いつく

 

 疑いがあればつついて確かめる

 ま、匂い成分が効果を発揮するのはこの場面なんでしょう

 見た目で寄せて匂いで「エサだな」ととどめを刺す

 

 だとすれば、匂い付きは、なんかフェアじゃない気がして

 ずるいというか

 反則技っていうか

 匂いで食ったのなら、それは釣り人の力じゃなくてワームの力

 

 できれば匂いに頼らず、技術で、ワームの動きで食わせたい

 

 と思いつつ、使っちゃうんですけど(笑)

 

 


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