ホヤ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 市場に水揚げされたホヤです

 

 ホヤの身は季節によって太ったり痩せたりします

 夏場はプリプリとはち切れんばかりの身で、冬場は痩せて水っぽくなります

 

 11月12月ぐらいに産卵するんで、産卵にエネルギーを使っちゃうんでしょうね

 ホヤを食べるなら夏場

 

 もう9月ですけど、身はプリップリ

 

 去年ぐらいから当方でもホヤの種苗生産に取り組んで、養殖を始めてますけど、まだ出荷サイズに達していませんので、今のところ田老魚市場に水揚げされるホヤは全て天然物です

 

 

 岩手県のホヤは

 県北に生息する夜に卵を産む「夜型

 と

 県南に生息する昼に卵を産む「昼型

 の2種類いるんだそうな

 

 県の中央部に位置する田老にはどちらも生息してるそうです

 こうやって見れば違うでしょ?左が夜型で右が昼型

 

 味が違うという人もいますんで、舌に自信のある方は食べ比べてみてください

 

 養殖のホヤの種苗は宮城県や岩手県の県南で生産されてますので、養殖のホヤはほぼ昼型だと思います

 希少な夜型ホヤの味はいかに

 

 

 昨日は隣の宮古漁協さんでホヤの口開けをしたみたいですので、宮古市内には宮古産天然ホヤもあるかもしれませんね

 

 夜型ホヤを食べてみたくても、お店の人に

 「夜型ホヤちょうだい」

 って言っちゃダメですよ

 「はあ?」

 ってなります

 並んでるホヤからスーパーサイヤ人の頭みたいなヤツを選んで下さいね(笑)

 


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