今日は8回目のウニ口開けでした
全般的に透明度が悪くて、皆さん苦労してたみたいです
しかも、暑いし
「みずはめえねえもんの、あっつくて、はあ、してがったあ。はぐらあすっかどおもった」
(透明度が悪い上に、暑くてとても大変だった。熱中症になるかと思った)というような意味です
ウニの口開けで、両親がむき身作業できないときは殻付で販売するんですが
あまりにも大きなウニや、採捕サイズだけど小さめのウニは、仕事が終わってから自分でむき身作業をします
午前2時に起きて、ウニ採って、仕事をした後のウニむき作業はウンザリ
でも、最近そのウンザリ作業に今年、強い味方が現れました
その名は
「ウニさっさ」
ウニの殻から身を外す道具です
昔はスプーンでやってました
その後、ウニむき専用の金属の道具が何種類かできましたが、金属のため、殻に沿って慎重に動かさないと身にキズがついたものです
この「ウニさっさ」はシリコン製?の柔らかい素材
ウニの殻に沿って曲がるので、無造作に入れても身が全く崩れません
つるんと身が落ちてくる感じ
気持ちいい
夜中に一人でウニを剥きながら
「おっ、すげえ!」
って喜んでます
実際に体験しないと、凄さが解って貰えないのが残念
ウニ漁業に携わる方、ぜひ一度お試しあれ
岩手県の水産技術センターが設置している水温を観測するブイのデータを見ると
あっという間に20℃を突破
野田、普代、山田のブイは軒並み21℃を超え、衛星からの水温分布図を見ると真っ赤っか
10年ぐらい前までは海水温が20℃を超えると驚いてたものですが・・・・
この辺が海水温のピークを迎えるのは9月中旬頃
今で21℃だと9月中旬には一体何度になることやら(汗)
これだけ急に水温が上がるとウニの成熟が一気に進んで、身が溶けてしまいそう
また、岩手が生息域の南限に当たるコンブへの影響が心配です
コンブが20℃以上の水温に長期間耐えられるんだろうか・・・・・