水清ければ・・・・ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 透き通ったきれいな海

 ですけど、今の時期この状態はあまり芳しい状況とは言えません

 

 これから、夏にかけて海の中も海藻がぐんぐんと成長する時期に当たります

 わかめ・こんぶ・あかもくなど大型の海藻が繁茂したうみは上から見ると真っ黒にみえますから、海底が見えるということは、つまり、大型海藻どころか小型の海藻もない状況ということ

 

 大型海藻がないと、あわびやうにが食べるものがなくなって痩せてしまいます

 

 今年は冷水が接岸しませんでしたし、海には大量のウニがいましたから、ある程度予想はしていたのですが、けっこう厳しい状況みたい

 

 ウニが大量にいると海藻の芽を食べてしまうので、海藻が生えなくなってしまうそうな

 冷水が接岸して水温が下がるとウニの食欲が無くなって海藻の芽が守られるので、たくさんの海藻が生えるようなんですけど

 

 今日はわかめの繁茂状況を見るため「浜見の口開け」でした

 海底を見るだけの口開け

 つまり、決められた時間内だけは箱眼鏡を使って海底を覗いて良いってこと

 漁師でも普段は海底を覗くことすらできない決まりなんです


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