春いちばんがー | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 九州にも大雪が降って仕事や学校に行けない方も出てるとか

 沖縄にまで雪が降ったらしいですね


 岩手の人間から見ると普通の風景ですから「何で交通が麻痺するんだろ?」って素朴な疑問が湧いてきますけど、考えてみれば除雪道具もなければ除雪車も無いんでしょう?車のタイヤもスタッドレスじゃないのでは、そりゃどうしようもありませんよね


 以前、松尾村(現:八幡平市)に住んでたことがあるんですが、道路の除雪のスピードがものすごく早いし、上手いので、どんなに雪が降っても幹線道路は白い高速道路の世に真っ平らでした

 

 田老の周辺はあまり雪も降らないので家の周りも全部除雪しようとしますけど、松尾の人達は「どうせまた降るんだからほっとけ。春になれば溶けるから」って雪と戦わない感じでした

 まあ、北陸の重い雪と違って、さらさらの粉雪なので、雪の重みで屋根がどうにかなるってこともないからでしょうけど。それに、ものすごく風が強いので、せっかく除雪しても風で元通りになりますし



 

 大シケを乗り越えて、寒採りわかめ「春いちばん」の収穫が再開されました

 

 先日新聞記者の方が取材の来られて

 「寒採りわかめの名称は色々あるようですが、田老さんは何ていう商品名で販売されているんですか?重茂漁協の春いちばんは有名ですよね」

 「田老も春いちばんですよ」

 「えっ?重茂漁協さんと同じ名前を使っちゃって良いんですか?」

 「いやいや、最初っから春いちばんですって!」


 間引きわかめの商品化は、そもそも、岩手県の宮古地方振興局水産部が

 「間引きわかめはすごく美味しいのに、地元の漁業者しか食べていないのはあまりにももったいない。」と商品化に動き、田老町漁協と重茂漁協と協力して商品化したものです

 その際に名称を「春いちばん」と登録して田老町漁協と重茂漁協しか使えないことにしたのですが、重茂漁協さんがメデイアにたくさん登場するために「春いちばん=重茂漁協」みたいになってます


 春いちばんが売れるようになって、他の漁協さんも追随して様々な名前を付けて販売するようになったというわけです


 つまり、オリジナルは田老町漁協と重茂漁協ですからね


 わかめは地域によって色々特徴がありますけど、生わかめが一番違いを感じられると思いますので、田老産の「春いちばん」をぜひ一度食べてみてください

 今週の末ぐらいにはネット販売も開始する予定です




 タイトルを見てキャンデイーズを思い浮かべた人


 私と同年代ですね(笑)


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