わかめの口開け | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日、今年初めてとなる天然ワカメの口開けになりました




 田老の人はふつうに天然ワカメという単語を使いますが、全国的には

 「天然ワカメ?なにそれ?」

 ってなると思います


 海藻に詳しい方から聞くと

 「年間を通してある程度まとまった数量の天然ワカメを販売しているのは、日本でも田老町漁協だけでしょう」

 とのこと


 国内で流通しているワカメのほとんどが養殖ワカメだそうです


 昨日、水揚げされたワカメは45トンほど

 量が少ないとの前評判でしたが、去年の1回目より10トンほど多い水揚げとなりました


 南の方の方が1日に45トンの水揚げって聞いたら「えっ!」っと驚かれるんじゃないでしょうか


 

 養殖と天然と何が違うのかといいますと、一番の違いは葉の厚さです

 田老の養殖ワカメは他の地域のワカメと比較して、かなり葉が厚いのですが、天然ワカメはそれよりもずっと分厚くて

 「これ、コンブ?」

 って思う程


 あと、ワカメの香りが養殖よりずっと強いです

 野性味が感じられるっていうんでしょうか


 銀座の三つ星料理店でも「香りがすばらしい」と当方の天然ワカメを使用していただいております


 葉が厚くて、香りも強いので、いくら煮込んでも型くずれすることなく、ワカメの風味を楽しんでいただけます

 最盛期に入っているカレイと一緒に煮付ければ、最高ですね。濃いめの味付けでも、ちゃんとワカメの味がします


 普通のワカメだと、煮込むとどろっとなっちゃいますけど、田老の天然ワカメはいつまでもしゃきっとしています


 「天然真崎わかめ」もうすぐ、新しいパッケージで首都圏でも販売する予定になっております

 あと、ネットでも販売する予定です

 HPの刷新にちょっと手間取っておりますので、もう少々お待ち下さい



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