青色申告のススメ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

個人事業者の方は頭の痛い季節がやってきますね

確定申告

イヤですね~領収書がない、証明書がない、あれがないこれがない・・・・


( ̄_ ̄ i)

すでに煮詰まっている方も多いのでは?

当漁協では税務署から申告期間中限定で臨時税理士という資格をいただいて漁業者の確定申告の記帳指導を行っているのですが

「漁業資材を買ったんだけど領収書をなくしたから経費に見なくていい」

「手間賃を払ったんだけど領収書をもらわなかったから経費にみなくていい」

そういう方が実に多いです

もったいない。経費を支払っているのに・・・

公務員の方が考えた制度だからなのかよく解りませんが、健康保険にしろ、年金にしろ、個人事業者のそれは割高だと思うのは私だけでしょうか?

個人事業者は確定申告をもとに市民税や国民健康保険税も決まってしまいますから、支払った経費を全部見ないで申告をしてしまうと、所得税だけでなく様々な部分で必要以上にお金を払ってしまうことになります

支払った経費はちゃんと経費として計上するのはもちろんですが、青色申告にして必要書類を揃えれば65万円の控除が認められていますので、これを有効利用しない手はありません。65万円水揚げするのはどれだけ大変か・・・

所得税はもちろん、市民税や健康保険税にまで影響しますから、トータルでの出費は大分違ってきます



以前だと青色申告をするには複式簿記を記帳する知識が必要でしたし、様々な帳簿をつけなければなりませんでしたが、今ならPCのソフトを利用すればマメに打ち込むだけで必要書類は完成してしまいます

その上、リアルタイムで貸借対照表もできていますので、たくさん所得が出そうだったら買うかどうか迷っていたものを年内に買うとか、所得が少なそうだから買うのを控えるとか、事前に対応ができます

また、赤字になったとしても青色申告なら繰り越しができますから、漁業や農業など気象に収入が左右される業種は特に有効かと。(白色だと損失の繰り越しはできません)

ある程度の所得がある方だったらPCとソフトの代金なんてすぐ元がとれてしまいますから、個人事業を営んでいる方で65万控除を受けていない漁家・農家の方は今年から始めるべきだと思います(消費税も上がりますしねえ・・)

でも、白色の方に「ぜったい有利だからやってみて」というと

「むずがしいごどはわがんね」という人が多いですけど・・・・


今朝の市場は寂しい限りで、ついに本日で定置網も切り上げするようです(マグロは来ませんでした・・・)

今朝入ったニシンは大きくて成熟しているようにみえました↓