昨日のライブで久しぶりに生の「悪夢の輪舞曲」を聞いて、未だにちょっと感動しています
でも最後はメインステージと中央ステージをつなぐ可動式の橋の上で最後歌っていたのですが
宙吊りの橋の上でのダンスの横ステップで、橋が揺れていたので本人はかなり怖かったでしょう
ちょっとエイベックスさんのオーデションの話で思うところがあるので書いてみます
そのオーデションというのがこれ → リンク
「アイドルじゃない本物のメタル女子を目指している人！」といいながら、募集要項が小学生からになっているやつです
普通考えれば、どうみてもベビメタ人気に乗っかろうとしているようにしか見えないですよね
女子のみのメタルバンドは既に「嬢メタル」というカテゴリーがあって、目新しい形ではありません
大企業がプロモーションすれば売れるというものでもないので、始まる前から失敗するのが見えてるようで、とても残念な匂いがプンプンします
本当のことをいうと、2番煎じのグループが出てきてBABYMETALが一つの潮流のきっかけになって欲しいと思っています
ただ斬新すぎてオリジナルを超えられないから難しいんですよね
例えば、年末によく歌われる第九
ベートーベンの交響曲第9番ですが、あれは交響曲に合唱を組み込んだというセオリーを無視したとても斬新な作品なのです
だからベートーベンのあと合唱が入った交響曲が作られてもいいのですが、誰かが作って評判になったとかいう話をまったく聞きません
多分どうやっても「第9の真似」を超えられなかったのではないかと思っています
それぐらいBABYMETALの、SU-METALの歌声と神BANDの演奏力というストレートな音楽の力と3人のアイドルとしての圧倒的なカワイイの力が上手くブレンドされて、見た人の感性をダブルアタックで揺さぶるというのを真似するのは大変だと思うんです
だから真似するとしたら、フォーマットを真似するしかないでしょう
BABYMETALのフォーマットとは、メタルという少し硬直化しかけてるジャンルの音楽をベースにアイドルという要素を足し込んで、メタルとアイドルという今まで片方しか聞いてこなかった人たちに興味を持ってもらう
そのためにアイドルとしてもメタルとしても納得できる力をみせるというものでしょう
中途半端にやればどちらからも相手にされないで終わってしまいますからね
そういう意味でBABYMETALの後追いをするのであれば、メタルではなく別のジャンル、例えばジャズで「ジャズ界のベビメタ」のような形でやった方がいいと思います
エイベックスさんもお金に頼らないで、もう少し工夫してやって欲しいですね