いや~いつも思うのですが・・・
「文字起こし」って
めちゃくちゃ大変を感じています。
シルバーウィークが無ければ、続編はまだ先となったことでしょうw
今回は・・・
前回の1996年7月号に続いて「ボスマン判決」の話題が掲載された
1996年10月号に掲載された内容になります。
10月号の「ボスマン判決」に関する話題は多く、2つに分けて
ログに残したいと思います。
文字起こしすることで、ボスマン判決に関する記事をじっくり読んで
いなかったことが解りましたね(反省点です)
当時の記事なので、これから予想される未来と実際に起こった現実との
比較ができ、「あれ?」と感じたことに関しては
いつものようにAIと壁打ちを行い、日本で報道されてこなかった事実
を確認しています。
では、行ってみましょう!
■WORLD SOCCER GRAPHIC 1996年10月号
What Goes On? ヨーロピアンフットボール解剖
Introduction
もしかすると「ボスマン判決」は、W杯至上主義を覆すことになるかもしれない。
何しろ、この判決はサッカー界におけるEU(欧州連合)内の国境を消し去ってしまったもだ。
当然のごとく、潤沢なチームは一斉に独自のドリームチーム編成に取りかかった。
ずっとライバル・ミランの後塵を拝してきたインテルは、8人の外国人をピッチに送り出す可能性が高い。だが、決してこれは極端な例ではなく、スペインやイタリアの有力チームは押し並べてレギュラーの半数を外国人選手が占めるはずだ。
狭いスペースの中でコンパクトに戦う現代サッカーでは、高速の判断と高性能の技術、そして高い持久力が要求される。しかも、それらを備えた選手たちを集めたとしても、極端に人口密度が高まったピッチで創造性を生み出すには、わずかな誤差をも生じさせない意思の疎通とチームとしての熟練を醸す時間が必要となる。
要するに、この現代に優れたサッカーを実現しようとすれば、「時」と「カネ」は欠かせない。ただし、逆にカネさえあれば、理想のチームを築くチャンスはある。「ボスマン判決」は、そう語っている。
キーワードは「ボスマン判決」
こうして欧州には、かつて例を見ないほど世界中から有能なプレーヤーたちが集結した。欧州のクラブチームが手にしている選手獲得の選択肢は、もはや代表チームの比ではない。それに各国の代表チームは、あくまでも促成で決定的に「時」が不足している。
今年の欧州チャンピオンはドイツだった。しかし、たとえ意味のない空想だとしも、あの退屈なドイツ代表がアヤックスやユベントス、あるいはミランと互角に戦うチャンスがあるのだろうか。
例えば欧州カップ戦で絶え間なく繰り広げられる、最高級の粒を揃える円熟したクラブ同士のせめぎあいは、限定地域でのみ生まれ育った選手たちによる即席の国家代表同士の試合を、ひどく色褪せたものにしてしまわないか心配である。
つまり「ボスマン判決」は、クラブと代表チーム、それにクラブレベルでの欧州と他の大陸との格差を決定的なものにしてしまう危険性をはらんでいる。
さらにもうひとつ。これから拡がりつつある格差は、ひと握りのトップチームとセカンドクラス。以下のチームによるものだ。
わずかひと握りの一級品を根こそぎさらっていけば、それに続くクラブは、もっと選択肢を広げる必要がある。欧州、南米がダメならアフリカ、もしくはそれ以外の大陸にまで視野を拡げ、隠れた素材に投資することでチャンスの芽を育てていかなければならない。
こうして欧州は、プレーヤーたちへの吸引力を増している。だから最もレベルの高いサッカーが、欧州を舞台に行われようとしているのは、紛れもない事実なのだ。
かつて、ミランのベルルスコーニ会長は欧州の強豪のみを集めた「スーパーリーグ」の結成を提唱した。もちろん究極のエリート主義に基づく、この構想は現実をみていない。だが、今、間違いなく欧州のサッカー界はそれに近い方向へと歩み始めている。
かつてノックアウト方式が採られていた頃、頂点に向けてゆっくりと進んだチャンピオンズリーグは、のっけから少数精鋭による息の抜けないゲームの連続となり、スポンサーやテレビ放映権を巻き込んだ産業としての肥大化の一方で、選手たちは疲弊やコンディション維持という難問との闘いを続ける。
そうなるとビッグクラブは、防衛策として、リーグもカップも両立するための贅沢な戦力をかき集めようと躍起になる。その一方で、手塩にかけて育てた選手を移籍金なしで持っていかれてしまうことになった小さなクラブは、淡い下剋上の希望まで無残に断たれて完全な犠牲者に甘んじるわけだ。
欧州サッカー界は、アマチュアリズムに即したアスリートたちが次々に片隅に追いやられていくオリンピックに似て、「普及」とはやや距離を置きながら、高度なスポーツ産業として確かな前進を続けている。
ちなみに昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝で、ユベントス対アヤックスという「夢のカード」が実現した途端に、ユベントスのオフィスは25万人ものチケット申込みが殺到した。
しかし、サッカー界に産業革命と意識革命、さらには構造革命までもたらした「ボスマン判決」が、既に欧州にいくつもの“ミニ・ドリームチーム”を誕生させていることを考えると、それらのチームが成熟の度を増した時、各国家の代表チームを凌駕するのはもちろん、ユベントス対アヤックスを超える「夢のカード」は次々に生まれてくるに違いないのだ。
text by Kiwamu Kabe
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「カネさえあれば理想のチームが築ける」
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「代表チームや中小クラブとの格差が決定的なものになる」
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「スポーツ産業としての肥大化が進む」
いまも活躍されている加部氏の寄稿による当時の「未来予想図」ですが
上記3点が寄稿の要約になるかと・・・
当時、想定できなかった登場人物も居るので
答え合わせをして、この未来予想図を評価しても意味がないので
ここからサッカー界がどうなり
日本のメディアが展開してこなかった情報を加えることで
私が考える現代の歪なサッカー界を否定したいと考えます。
加部氏の「未来予想図」ほぼ、当たっていますけどねw
雅104

