今日の人生2 世界がどんなに変わっても
益田ミリ
2022/04/08
★ひとことまとめ★
日常が大きく変わった、この数年の日々
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
へこんだ気持ちにゆっくりと空気が入っていく。
深呼吸を忘れていた
『今日の人生』(8万部突破)から3年半。
この間の「日々」に、書き下ろし「ポーランドごはん」を加えた待望の第2弾。
忘れてしまいそうななにげない日々が再び生き返る。
奇跡のようなコミックエッセイが誕生。
【あらすじ & 感想】
先日読んだ「今日の人生 」の続編です
本作は、2017年~2020年9月までの連載分が載っています。
なので、新型コロナウイルスが流行してからの日々についても書かれています。
以下は、作品の中で印象に残った部分です
その日は大事な予定がある 予定がない という大事な予定(P22)
気晴らし 嫌なことがあった日に買った財布って 使うたびに嫌なこと思い出しそう‥‥‥(P30)
すすめられて読む本は、 自分で選んだ本とは また違う読み方に なっている気がします
自分自身が追うストーリーと、
すすめた人が落として いたであろう視線が 本の上にあるのです(P64)
→人から勧められた本の感想を、勧めてきた人に伝える時って緊張します。
どんな感想を持ってもいいはずですが、ついつい「(勧めてきた)あの人はどう感じたのだろう」と思いながら読んでしまいます
新商品とか本日のとか
流されていい日もあるけど
流されたらアカン日も あるよな~
言葉にまどわされず 心に聞くのだ!!
こんな小さなこと からでも
なおざりにしていくと ここぞという時に
大事なことが選べなくなる(P70)
→これ、私よくやっちゃいます
今日は〇〇が食べたい気分だったのに、ついついお得な「日替わりランチ」選んじゃったり。。
女友達とふたり ソファ席に並んで座り
おしゃべりしていたら
今、 すごく幸せだ と、しみじみし、
こんなありふれたことを 幸せだと思える今に感謝した(P100-101)
→先日小学校からの友人と2人で地元でお茶したとき、私もしみじみしました。
もう20年近くの付き合いで、2人とも大人になって、働いて、自分たちの稼いだお金でお茶してる。コロナも流行ってるけれど、2人ともなんとか健康で会えてる。何年経っても、縁が切れず続いてる。これからもそうだといいなあ…
「未来のわたし」を助けれやれるのは「今のわたし」だけ!!(P105)
→注文を間違えられてしまった益田さんが、仕方ないのでそのままでいいか…と思った場面で、「いやいや!」と考え直したときのセリフです。
大事だな~と思いました。まあいっか、で色々なことを飲み込むことはできますが、困るのは未来のわたしなんですよね。
今のわたししか、未来のわたしを助けることはできない…
中学生の女の子と 中学生の男の子が 立ち話をしていたんです
彼らは知らないのです 自分たちがこの世界に放出している 美しいエネルギーのこと
大人たちはそれを浴び、 過ぎていった日を想って切なくなり、
人生が、 自分の人生が 一度しかないことを再確認させられているのでありました(P180)
→最近の通勤時、初々しい学生や新社会人を見かけると切ない気持ちになります。
あの時はただただ楽しさだけで毎日を過ごしていた気がします。その中でも、辛いこと悲しいこともたくさんあったはずですが、今思うと全部キラキラして見えるんですよね~。
懐かしいなあ~。
カフェで 聞こえてきたセリフ
「ようやく 人生のウォーミングアップが 終わりましたよ」(P185)
→いままでの失敗とか、全部ウォーミングアップと思えばちょっと元気になれるかも。
本番はこれからと思えば、気持ちを切り替えて挑めそうです
誰にでも訪れる 人生最後の日
眠るとき怖くないから
死ぬときも怖くないのかな
わたしの人生が終わっても
誰かの人生はつづき その誰かも やがて人生最後の今日を迎えるのです
同じだ、でも悲しい(P226)
ポーランドごはんに書かれていた、
ポーランドのキャラメル「クルフカ」。
キャラメルだけど、サクサクしててとっても美味しいと書いてあって、どーーしても食べたくなって調べたらなんと業務スーパーにあるという情報
近くの業務スーパーにすぐ行きました!
ありましたありました





1番笑ったのは、冷茶を入れるお話
デパートで飲んだ冷茶がとても美味しくて、
お店の方に淹れ方を聞いた益田さん。
急須に茶葉をいれ、茶葉の上に氷を入れる、
氷が溶けて染み出たお茶が美味しいとのこと。
家に帰って益田さんもチャレンジするも、氷を買い忘れてしまった。
凍れば同じだろうということで、
しかたなく急須に茶葉を入れ、そこに水をいれそのまま冷凍庫にin。
翌朝冷凍庫から出して溶かしていると、
急須にひびがはいり、急須型の氷が完成したという…
割れちゃった急須は可哀想ですが、急須型の氷を見てみたい気もする。
作品内で出てきた、
焼きいもを豆乳と一緒にハンドミキサーにかけて、小鍋で温めて作る「焼きいもスープ」は作ってみたくなったし、
ヨーグルトも作れるパン焼き機も買いたくなりました(ヨーグルトよく食べるから)
六本木にある「文喫」(入場料を払う本屋さん)も行ってみたい
文喫が出来たばかりのときにニュースで見て、言ってみたいなぁと思って一度も行っておらず
そういえば、どこにあるんだろう?とサイトを見てみたら、なんと、いつもお客様先に行くときに気になってたお店が文喫だった!
家族が遠方に住んでいて、旅行やおでかけが好きな益田さんは、コロナが流行して色々と思うことあっただろうなぁ。
感染を気にせず、行きたいところに行けて、
やりたいことかできる日常になっていったらいいなぁ