自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと
わたなべぽん
2022/04/04
★ひとことまとめ★
自分を少しずつ好きになれそう
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
「どうせ私なんて…」から脱するためにやってみた11のこと。
~少しずつ、生きることが楽しくなってきました~
累計20万部突破! 『やめてみた。』『もっと、やめてみた。』のわたなべぽん最新作。
幼少期のしんどい親子関係から自己肯定感が低くなってしまい、「自分が嫌い」という辛い感情を抱えて生きてきた著者・わたなべぽん。
そんな状態から脱するために、自ら考えたり試したりしてきたことを克明に記した感涙エッセイ漫画。
~大人になった私が、心の中にいる「小さい自分」の"親になったつもり"で行動してみたら、
私が私でいることがラクになってきました~
<目次>
プロローグ スマホを心の盾にして
第一話 つらい記憶
第二話 今からでも、変われる?
第三話 子供の頃、できなかったこと
第四話 思い出の金時計
第五話 子供の頃、して欲しかったこと
第六話 大人になってからの逆上がり
第七話 ほめられたことを信じてみよう
第八話 初めてのライブ
第九話 流行に乗れない理由
第十話 許せなくても幸せになっていい
第十一話 「良い思い出」を思い出せた
エピローグ 自分が好きということ
【あらすじ & 感想】
先月今月なんだかんだ仕事が忙しく…
年度末&新年度だからか…
あれもやらなきゃ…これもやらなきゃ…と毎日毎日頭がいっぱいで朝起きてうんざりした気持ちで1日が始まる…を繰り返していたある日。
朝起きた瞬間に、「あ、これは限界ぎりぎり」と思いました
私の場合、寝ても寝ても眠くて、朝ちゃんと起きれなくなるのがめちゃくちゃ疲れているサインです
身体的にも、目とか唇がぴくぴく痙攣し始めて、血流とか姿勢の問題なのか背中と腰がピキっとくる。
そして、ちょっと注意されただけでも「私はだめな人間なんだ…」と感じるようになり、何をやったらいいのか次どうしたらいいのかわからないと思考がまとまらなくなり頭が真っ白になります。
最終的に全部投げ捨てたい…もうすべてがどうでもいい…と思うようになったら、ちゃんと時間をとって休まないとやばいです
前は休まないとやばいときでも、なんだかんだちゃんと仕事をしてしまって、その後のリカバリーにとても時間がかかっていました
今回はやばいと感じてからは手を抜ける部分は手を抜くようにしています。
いらっとしそうになったらすぐ休憩、あれもこれもやろうとしない、とりあえず1個終わらせる、できなくても仕方ない、と開き直ってやってます。
少しでも精神的に楽になりたい…辛い気持ちを軽くしたい…と思い、自己啓発系の本を数冊読んだうちの1冊です。
自己肯定感に関しては、前々からとても低いとは感じていて、いろんな本を読んだり実践してもいまだに「自己肯定感あがった~」とは思えずにいます。
ちょっとでも自分の自己肯定感アップにつながったらいいな~という淡い期待から読みました
こちらの作品は作者のわたなべぽんさんが、自分の体験を元に自分を好きになるためにやったことが漫画で描かれています。
お母さんがなかなかの毒親のわたなべさん…
やはり子供時代の親からの扱いによって自己肯定感って左右されますよね~。
共感した部分や、取り入れてみようと思った内容を書きます。
・店員さんが忙しそうだと声をかけづらくついオーダーをガマンしてしまう だけどしばらくすると 「こんなにガマンしてるのに」 逆切れみたいな怒り方をしてしまう(P16)
最近はタッチパネルやコールボタンがあるのでこのようなことは減りましたが、放置されてイライラすることもたまにありました。いいですよ~、大丈夫ですよ~、って態度が良くなかったのかな~。
この人はもうちょっと待たせても大丈夫そうだ、って思われていた気がする。
・そっかふたりで行ったんだ 私がこういう雑貨好きなの知ってるんなら誘ってほしかったなぁ(P17)
・自分に自信がないからか 「ま どーせ私なんて誘われるわけないか」 なんて思ってしまったり(P18)
→ネガティブなときよく思いますね
仲間外れにされているわけじゃないんですが、3人で会う時は特に思ってしまいます。。
私はおまけなんだろうな~、2人だけでは沢山会っていて、今日私を誘ったのは気まぐれだろうな~って思う時があります
・気を許した友人や恋人には 自分のすべてを知ってもらいたいしすべてを話してもらいたい(P24)
・あっごめん が口グセ(P24)
・つい”いい人”になろうとする(P24)
・期待に応えなければとがんばり過ぎて疲れてしまうことがよくある(P25)
・人の意見にふりまわされることがよくある(P25)
・自らすすんで損をする(P25)
・人に悩みを相談されると無性に嬉しい(P33)
→いつも自分には価値がないな~って思っているから、相談されると頼られてるって感じて嬉しいんですよね~
・いっそのことダメな人と思ってもらった方が気が楽 でも本当に 「ダメな奴だな~」 と言われると寝込むほどヘコむ(P33)
→超わかる…
・自分に自信がないとき心に浮かぶ言葉って いつも自分をいじめるような言葉ばかりかも(P72)
→人から本当に言われたことのある言葉もあるけれど、たいていは自分で自分をディスってるんですよね。
あとは、自分に向けて言われた言葉ではないけれど、ネットの掲示板に書いてあった言葉とか。。。
・自分に自信がないことの裏返しで”人と違う私””変わってる私”に憧れがあったのかも(P84)
→まさに漫画でのエピソード通りで、学生の頃は洋服も人と同じ=ダサいみたいな気持ちがありました
先日のブログで、大人になってからの「変わってる」は褒め言葉じゃないと書きましたが、学生時代は「変わってるね」と言われると、個性を認められたような、人と違う私って感じがして嬉しかったんですよね
いずれにしても人目を気にしすぎている、という言葉になるほどなあ…と思いました。
作品の中で、わたなべさんが子供の頃から逆上がりができなくて、大人になって挑戦して逆上がりができたというエピソードが出てくるのですが、私も子供の頃から逆上がりができなかったので挑戦してみたいなと思いました
前は確かに、母親のせいだ、父親のせいだ、子供の頃こうやって育てられたから…と両親を責める気持ちが大きくて、その時は両親を責めていれば良かったので感情のはけ口がありました。
けれど、今は両親のことも、当時の両親も両親で色々あったんだろうし、責めても仕方ないこと、と許す…というか仕方ないと受け入れる(諦める?)ようにしたことで、自分の現在過去未来全て自分でどうにかしてかなきゃいけなくなったわけです。
両親との関係が順風満帆だった人がうらやましいな、自己肯定感の低さに悩み続ける必要もなくていいな、とか思うこともありますが、そういう気持ちもひっくるめて「仕方ない」と思わないといけない。
けれど、今度は「仕方ないと受け入れることにしたんだから、弱音を吐いてはいけない」「弱音を吐きそうになっている自分が情けない」とどっちにしろ自分のことひたすら追い詰めてるんですよね~
過去は過去で仕方ないけれど、全てを必ず受け止めなければいけないわけでもないし、自分のこと責めない範囲でやっていけたらいいなあと思いました