美しいものを見に行くツアーひとり参加
益田ミリ
2021/12/20
★ひとことまとめ★
おひとり様でも大丈夫!
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
一回きりの人生。行きたいところに行って、見たいものを見て、食べたいものを食べるのだ。ツアーに申し込めば、どこにだって出かけられる!
41歳 北欧でオーロラを見た
42歳 ドイツのクリスマスマーケット
44歳 世界遺産モンサンミッシェル
45歳 ブラジル・リオのカーニバル
48歳 台湾で平渓天燈祭に参加
旅じたくからお土産、
団体旅行での身の処し方まで。
40代の旅は自分仕様。
エッセイとイラストと写真で構成。
【感想】
みなさんメリークリスマスでした!
一昨日仕事終わってクリスマスを気分味わうために、スタバに向かったのですが…お目当てのトーステッド ホワイト チョコレート モカはもう売り切れてましたえーん
最近は自分への投資として骨格矯正の回数券(?)を買いました。
子供の頃から猫背、最近は巻き肩・ストレートネックが進行したり、首肩が痛くなったり…年齢なのかな?と思っていました。
ヨガも通っていますが、ストレッチ効果は感じますが上記症状は改善せず…。
お試しでいってみるか~とホットペッパービューティーから探して行ったのですが、これがめちゃくちゃよかった…。
担当の方が言うことすべてに納得。。。
しかもお試しの初回だけで肩の位置や首の角度が変わり、もう感動して契約しましたね。
ここまで抵抗なく且つ満足度高く数万単位のお金を使ったのは久しぶりかもしれない
先日から引き続き、益田ミリさん。
益田ミリさん×海外旅行なんて、まさに今私が欲している本だ~!!と思い読みました。
益田さんが40代になってひとり参加した海外旅行のツアー、計5つの旅について書かれています。
何歳の時にそれぞれの旅に行ったのかも書かれています。
・美しいものを見ておきたい。(中略)「見てみたいなぁ、でも、行くことはないんだろうなぁ」
そんなふうに憧れていた場所へ、これからの10年をかけて出かけてみるのはどうだろう?(P5)
先日読んだ本の、クリスマスマーケットの写真。綺麗だなあ~行ってみたいなあ~と私も思いました。
同時に、この人生で実際行くことはないんだろうなぁ~、とも思っていました。
けれど、まさにそのクリスマスマーケットに、益田さんは42歳で行っています。
行きたいなと思えば、何歳でも、ひとりでも行くことができる。(ある程度お金はいるけれど)
調べるまえから「行くことは無いんだろうな」とひよっていた自分に、そんなことないよ~行けるよ~
とエールをもらえた気がしました。
■北欧オーロラの旅 スウェーデン・ノルウェー・デンマーク(41歳)(P10)
オーロラ。見てみたいとは思いますが寒そうだし遠いし、100%見れるわけではないので、私の中での見てみたいと言いつつ行かない場所No.1です
日本からの海外旅行ツアーに参加したことがないので知らなかったのですが、
・飛行機のチケットを手渡された後、両替の説明を受ければ解散。てっきり、この時点から旗を持って引率されると思っていたが、各自、搭乗手続きをして飛行機に乗り込まねばならない。(P12-13)
そうなんですね!搭乗手続きは自分でやるんだ~
この本では5つのツアーが紹介されているのですが、巻末で益田さんが一番印象に残ってるのは”フィヨルド”と書かれていました。
フィヨルドって聞いたことあるけど、どんなのだっけ?と思い改めて調べました。
これがフィヨルド。(画像はこちらからお借りしました。)
氷河期の終わりに一帯を覆っていた氷河が溶けた際に、丘などが削られて作られたそうです。
大きな川みたいに見えますが、海なんです。
・オーロラ鑑賞をメインにしているツアーには、たいてい夕食がついていない。いつ夜空に現れるのかわからない自然現象である。のんびり夕食を食べている間に見逃す、なんてこともありうるので、そこは自己責任、食べられるときに各自部屋でカップ麺を食べ、観測したい時に観測するという感じである。(P19-20)
しらなかった~、オーロラスポットにみんなで行ってじっと待つイメージだったけれど、各自見たい人は見に行くスタイルなんですね。
・名も知れぬ人々と見上げるオーロラ。付かず離れず、あれこれ互いのことも詮索せず、なんとなく顔なじみのわたしたち。長く付き合ったら互いの嫌な面も見えてくるのかもしれないが、それぞれ、一週間ぶんの「感じのいい自分」で努力し、適度に助け合い、適度に協力し合って旅をする大人たち。(P24)
「感じのいい自分」、わかるなあ~。こちらのツアーは8日間だったそうですが、8日間も一緒にいればもう知り合いですよね~。
旅行が終わって自分の家についてから、気疲れしていたことに気が付きそう
・こちらのツアー客の大半は60代以上。夫婦もいるけど、女性のグループが多く、ぺちゃくちゃとっても楽しそう。北極圏への旅である。寒いし遠いし、結構ハードなはずなのに、疲れているふうでもなく、「若いうちにしか来られない」と思っていた自分のことを反省する。
若いうちでなくても、案外どこにだって行けるのかもしれない。(P29)
益田さんが、着替えや化粧品の他に必ず持っていくもので”モンベル トラベルアンブレラ”を挙げていて、買おうかどうかずっと悩んでいたんですがやっぱり買おう~と思いました
■クリスマスマーケットの旅 ドイツ(42歳)(P46)
クリスマスマーケットはやっぱり素敵なんだな~、ぱりぱりに焼けたソーセージ食べてみたいな~
・搭乗後、真っ先に隣の席の若い女性に笑顔で一声。これから11時間も隣にいる人である。飛行機が落ちるようなことがあった場合は、並んで運命をともにする人でもある。取りあえず挨拶くらいはしておきたい。(P49)
あまり考えたことはなかったですが、もし何かあった時はそうですもんね…。。。最期を共にする人かもしれないんだもんなあ…。
・トイレといえば、「クリスマスマーケットで2時間自由行動」という場合でも、そのうちの30分は「トイレ」のために取っておくことになる。トイレが混んでいたら集合時間に遅れてしまうし、でも、あんまり早めに済ませてしまうと、バスの中で尿意をもよおしてしまうかもしれない。
トイレ、トイレとこんなにトイレに振り回されるのなら、いっそ紙おむつの用意をしてくればよかったと真剣に思ったほど。(P57)
こちらの本を最後まで読んで感じたのが、ツアーなのでバス移動が多い多い
トイレ休憩があるけれど、皆行くからすごく混む。最後になってしまうと集合時間に間に合わないかもしれない。かといって我慢をすると、次のトイレスポットまで何時間か待つことに…。
ツアーを楽しむことよりも、トイレに行けるか!?行けるか!?で頭がいっぱいになりそう
しかも私は起立性調節障害気味なので、1~2時間座りっぱなしでいると具合が悪くなってくるのでそれも怖い
飛行機や新幹線や船などはなんだかんだお手洗いがあるので、お手洗いに行くがてら運動ができるんですよね。(トイレ行くときに頭を下に向けて血を戻したりw、かかと上げ下げしてふくらはぎ動かして血を循環させたり
)
でもバスって本当に自席から動くことがないから、怖いんですよね~。そういうときは着圧ソックス(医療用のやつ)履いて、やばいな~と思ったら頭を下にしたり。そう考えるとトイレよりも失神のほうが怖いな…。
■モンサンミッシェル フランス(44歳)(P78)
モンサンミッシェル、インスタで漫画家のミツコさんのフランス旅レポ投稿をみて、だいたいどんなところなのか知りました
モンサンミッシェルは海の干満の差が激しいため、昔の人は干潮時陸地が出た際歩いてモンサンミッシェルに向かったそうです。
陸地は濡れた粘土質のような地質をしているため、足をとられて身動きがとれなくなってしまったまま満潮を迎えてしまうと……昔は亡くなってしまう人も多かったそうです。
・ノートルダム大聖堂ってパリにあるんじゃなかったっけ?と思っていたのだけれど、ノートルダムという名の聖堂のあちこちにあるのだそう。
「ノートルダムとは、わたしたちの聖母という意味なんです」と現地ガイドさん。(P82)
そうなんだ~
・ところで、モンサンミッシェルとはなんなのか。わたしは行く前までは「お城」だと思っていたのだけれど、現役の修道院なのであった。(中略)大昔、司教オベールの夢まくらに大天使ミカエルが現れ、「ここに教会をたてなさい」というおつげがあったとか。
しかし、司教は実行にうつさなかった。すると、再び大天使ミカエルが夢に出て、「ここに教会を建てなさい」。それでも建てなかったので、3回目の夢に出てきた大天使ミカエルは、司教のおでこを指でギューッと押しながら、「ここに教会を建てなさい」と念押ししたのだと言う。(P86-87)
司教…ww
・見れた、わたし、モンサンミッシェル見れた!とても単純で、素直な感想ばかりが浮かんだ。それでよいと思った。(P93)
とても感動したときって、気取った感想って思い浮かばないですよね。すごい、綺麗、くらいしか私も思い浮かばないな~。
人に感想を聞かれても、「すごかった!」としか伝えられない気がする
・アウトドア用品店で旅行用の軽いコートを探していたら「ポケットの位置が高めだから安心ですヨ」
どーゆー意味だろ? パリの美術館前で、子供のスリにある。署名ボードの下で、小さい子がポケットをさぐろうとしていた。
ポケットが高くて届かなかったみたい。(ファスナーが2センチくらい開けられていた)(P100-101)
ポケットの位置が高いとスリ対策になるんだ~!初めて知りました。
■リオのカーニバルの旅 ブラジル(45歳)(P102)
ブラジルの旅行代金ってそんなに高額なんだと驚きました!ひとり参加の追加料金を加算すると、約100万円なんだ・・・
・カーニバルの最終日であるチャンピオンパレードが終わってしまえば、衣装を捨てて帰ってしまうダンサーたちも多いとのこと。(P113)
捨てられている衣装は持って帰っても大丈夫らしい
・イグアスの滝は世界3大「滝」のひとつらしく、あとのふたつがナイアガラの滝、ビクトリアの滝。
ちなみに一番横に長いのがイグアス、高さがあるのがビクトリア、水量がもっとも多いのがナイアガラだとガイドさんが言っていた。(P117)
イグアスの滝の写真が載っているのですが、写真見ただけですごい!!って思いました。
これがイグアスの滝。(画像はこちらからお借りしました。)
(本に掲載されている写真とは違うものです。)
ブラジル側とアルゼンチン側の両方から見ることができるようで、アルゼンチン側から見るためには一度国境を超える必要がある=手続きが必要とのこと
個人だと煩雑で時間がかかる手続きも、ツアーだと代行してやってくれるから楽でいいですね
■平渓天燈祭 台湾(48歳)(P126)
これ、行ってみたいなと思っていましたが本文を読む限り行けないなと思いました
乗り合いバスは混んでいて1時間は座れないし、会場でも何時間も立ちっぱなしとは…たぶん具合悪くなって救護室みたいなところに行く羽目になりそう
・「天燈上げ」は一年中できるのである。九份から近い十分の街は、天燈上げ体験ができることでも有名で、個人で来てお金を払えば、昼でも夜でも上げることが可能なのだ。
今回のツアーの目玉となっている平渓天燈祭は、年に一度の天燈上げの祭りで、こちらは国営でおこなう大規模なもの。整理券がなければ天燈上げはできないが、ただし見ることはできる。(P132)
行くとすれば、平渓天燈祭ではなく年中できる天燈上げ体験だな~
激混みの平渓天燈祭はちょっと体調面から無理だな
写真を見て、天燈って自分が思っていたよりも大きいんだな~と思いました。
というか、飛んで行った後の天燈ってどうなるんだ?と思って調べたら、普通に落下してゴミになるよう…。ちなみに、そのゴミを拾って回収業者に持って行くと買い取ってくれるそうです。天燈回収を生業としている人もいるようです
天燈販売のお店によっては、紙素材でできている天燈を販売しているところもあり、その天燈は空中で燃え尽きるようです
環境的にはそのほうがいいのかもしれないけれど、回収を生業としている人は収入源がなくなって困るだろうし…難しいですね。
コロナ禍の今、天燈屋さんも閉まっているだろうし、飛ばさないから回収もないだろうし、そういう方達の収入は大丈夫なのかな~とか色々考えてしまいました
行きたい気持ちとお金さえあれば、割と何歳でもどこでも行けそうだな~と自信が湧く本でした