ラブソングに飽きたら
加藤千恵・椰月美智子・山内マリコ
あさのあつこ・LiLy・青山七恵
吉川トリコ・川上未映子
2019/05/09
★ひとことまとめ★
恋愛ってよりは音楽のアンソロジー?
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
まだ恋を知らない少女、昔の彼と偶然再会した人妻、彼氏に浮気されたOL、婚約破棄された女……。彼女たちが下した決断と新たな一歩とは? 実らなかった恋、伝えられなかった言葉、人には言えない秘密。誰もが持っている、決して忘れられない〝あのとき〟が、ここにある。ラブソングより心に沁みる、人気女性作家8名が奏でる珠玉の恋愛小説集。
【感想】
最初っからネガティブなこと書くのもアレですが、
あまり私の心には響いてこなかった…。
でもいくつかいいなあってお話があったので、
その紹介を。
・約束のまだ途中(加藤千恵)
恋愛ってよりは、女同士の友情のお話で、
なんだか懐かしい感じがしたなあ。
中学で大の仲良しで、高校も同じ高校に進学するも
バイトや部活、彼氏などで徐々に距離が離れていく。
結婚式に招かれて、その前夜2人で食事をして
ようやく当時の誤解がとけるというか、
当時の楽しかった気持ちを思い出すという。
1年のとき同じクラスで親友ってくらい仲良かったのに
2年でクラスが離れたら全然話さなくなって、
あんなに仲良かったのは幻か?ってくらい関わりが
なくなったことを思い出しました…。
・超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史(山内マリコ)
主人公の人生を、その時々の音楽とともに、一緒に
歩んでいる気持ちになった~。
いつまでもポジティブで、おばあちゃんになっても
DJに挑戦するなんて…!
うん、この2作品くらいしかいいなあ~って
思うお話がなかったんだよね…。
あとは「そんな偶然ないだろう」とか、
このお話は何が伝えたいのだろうか…?
って思ってしまってだめでした…
ちょっとこのアンソロジーとは相性が合わなかった様子…