12冊目:頭は「本の読み方」で磨かれる―見えてくるものが変わる70冊① | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

読んだ本の感想とたまーに日常( ᐛ )

頭は「本の読み方」で磨かれる

見えてくるものが変わる70冊

茂木健一郎

2019/03/07

 
 

 

★ひとことまとめ★

本を読むことについて改めて考えさせられます

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

脳は「言葉」と向き合うときに、
一番成長する!--茂木健一郎

本の読み方ひとつで、
人は大きく変わることができるのだ。

最新テクノロジーから、文学、芸術、経済学にいたるまで、
縦横無尽の知識と鋭い知性を持った
脳科学者の「頭の中」を明らかにする、完全読書ガイド!

◎頭のいい人は、何を、どう読んでいる?
◎「話のネタ」にしたい本を選べ
◎今の自分より「ワンランク上」と「ジャンル違い」を意識する
◎1日たった10ページ!「同時進行で、複数読む」
◎「積ん読」も、確実に脳の肥やしになる――その理由
◎今、読んでいる本が、「あなたはどういう人間か」を物語る

 

 

【感想】

本を読むことを、特にいままで考えず行ってきたけれど、本を読むことについて一度きちんと考えてみようと思い読むことに。

 

 

基本的に、本を読むことのメリットや、本を読むことがなぜいいのかということが書かれています。

そして、膨大にある本の中で、本の選び方や味わい方実践へのつなげ方が明らかにされています。

 

茂木さんにとっての本とは、一つの”生命体”であり、一緒に生きていく友人のようであり、一回付き合って終わりではなく、ときどき対話をして新しいものの見方を手に入れたり、悩みに対するアドバイスをもらったり、何気ない一言に救われたりするもの。

→これは自分にとってもまさにそうだと思っていて、ある時は読んでもなにも思わなかったのに、しばらく経って読んでみると「あれ?」って思うことがあったりする。

文章自体は変わっていないのに、その時の自分の心境・置かれている状況次第で伝わってくるものも変わってくる。

 

・読んだ本の数だけ、高い所から世界が見える

読んだ本の数だけ、足元に本が積み重なり、足場ができる。

その足場は読むジャンルが多ければ多いほど、より安定する。

本を読むと足場ができるという現象を脳科学の言葉で表現すると、脳の側頭連合野にデータが蓄積されていくということになる。側頭連合野は記憶や聴覚、視覚を司っており、その人の「経験」をストックする機能を持つ。

つまり「本を読む」ことは「自分の経験を増やす」ことである。

文章を読むことで、自分とは違った人間の考え方、人生を追体験することができる。

一冊の本の中には、一人の人間と何回も食事をともにして、仲良くなって初めてわかるような深い思考が披露されており、読書をたくさんするということは、濃い人間関係をたくさんの人と持てるということでもある。

だからこそ、読書することで今までの自分とは違う目線ができていく。

→確かに本によって考え方が変わった部分があるかも。

特に、本を読むことで追体験することができるというのは同意。

まるで自分がそのお話の主人公のような気持ちになれる。

 

・読んで巨人の肩に乗る

アイザック・ニュートンの言った言葉で、「自分が遠くまで眺めることができたのだとしたら、それは巨人の肩に乗っていたからだ」というものがあるが、これはどんな偉大な発見でも「自分ひとりの力」では成し遂げられず、先人の知識を吸収した上で成し遂げた。

その先人の知識は当時の本を読んで知り、それまで読んだ本=巨人の肩の上に乗って「万有引力の法則」を発見をした。

 

有名な作家のジョナサン・レセムが言った「何かを”オリジナル”と呼ぶ人は、十中八九、元ネタを知らないだけ」という言葉があるが、これは「オリジナル」と呼ばれるものを生み出す人でも、元ネタに支えられており、自分の中で蓄え消化したからこそ今の成果がある。

本を書いた人の経験を「読む」ことを通して自分のものにし、育てていくことで、いつか必要なときに驚くべき形となって現れる。

 

・どんなに時代が流れても、われわれ人間は絶対に「言葉を使い続ける」、そして、現在ではネット上に文章があるれているが、

それでも本が良い理由は、本ほどに何人もの知恵が凝縮され、練り上げられた文章はないため。

 

・言葉の筋力を磨く

メールやフェイスブックやツイッターの文章を読むのは、フラフラとまちなかを散歩している状態であり、それに比べてジリジリと本を読むというのは「ジムで鍛える」状態。

本の中では、自分の気持ちを代弁してくれるような表現にであることがある。

自分の気持ちにピッタリの言葉が見つかると、自分のことがより深く見られるようになったり、この世界のどこかに自分と同じことを考えている仲間を見つけられて、心が救われる。

様々な表現を知ることで、自己表現もうまくできるようになる。

→確かに読みづらい本ってあるんだよね。例えるなら、いままでは20kgのウェイトトレーニングしてたのが、一気に40kgになったみたいな。ぐぬぬ…ってなりながら読む。けれど、読み続けていくことで力がついていって、50kg、60kgにも挑戦ができるようになってくるような。

 

・自分の知らないことを恥じる必要はない

オタクになるということは、世界の広さを知ることかもしれない。

オタクになろうと思ったら勉強し続けなくてはいけないし、読んでも読んでも果てがないほどに世界は広がっていて、喜び勇んで進んできたにもかかわらず、まだまだ手付かず世界が残っている。

→本屋さんとか図書館にいくとすごいこの気持ちになる。

まだまだ読んだことのない本が山ほどあって、一生かけてもきっと読めないんだという、軽い絶望感。だからこそ、読むしかないんだけれど。

 

・インターネットでゼロから自分で調べて勉強するのは途方に暮れるが、世界最高峰の知識を持った人が書いた一冊の本であれば、ある意味手軽に、まとまった知識を得ることができる

→専門書とか特にね。いちいち調べるよりも、一冊いい本を買ったほうがよっぽど時短にもなるし、勉強にもなる。

 

・日本の「常識」は、海外の「非常識」かもしれない

海外の本を読むことも「知性」のためには格好のトレーニングになる。翻訳文の上手・下手というのはあるが、「読みにくい」というのは実は日本とは「前提条件」が違うからかもしれない。

海外ではnどんなことが前提とされているのか、自分が暗黙のうちに前提にしていたことは何なのかに気づくことができる。

→自分は海外の作家さんがとても苦手で全然読まないのですが、私の母親は逆に海外の作家さんが大好きで。

理由は、日本の情景などは容易に想像ができてしまうけれど、海外の本だと情景などを想像することが難しいからこそ、想像することが楽しいからみたい。

たしかに、トレーニングとして自分も海外の作家さんの本を読んでみようかな。

 

・ベストセラーは口コミによってつくられる

その本を読むと雑談力が上がる。その本を読むと会話のネタが増える。本を読むことで、会話の「ハブ」になれる。そういう本がいい本である。

→なんでこれがベストセラー?ってものもあるけれど、こういう見方をすると、確かに人に話しやすい内容だったりするな~と思った。人にアウトプットしやすくて、興味を持ちやすい作品が、どんどん広まっていくんだね。

 

・本は「人間だけの知性」を鍛える

共感能力が上がる、雑談力が上がる

本を読むことで、現実にはありえない状況や、様々な人間の気持ちを想像するトレーニングになり、共感能力を高めるのに役に立つ。

また、その人と話していて楽しいかどうか、というのは、感覚としか言いようがない微妙な要素が決めており、本は自分の言葉を鍛え、その「微妙な感覚」づくりに役立つ。

 

 

 

長いので分けます◎