言えないコトバ
益田ミリ
2019/03/03
★ひとことまとめ★
わかるわかると共感の気持ち
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介】
“彼氏"って何歳まで使っていいの!?
おひや、親友、バゲット、結婚しないの? etc…『すーちゃん』シリーズの著者が、口にできない様々なコトバの不思議を描く、笑って考えさせられるエッセイ&マンガ。文庫化で新たに5篇を追加。
【感想】
益田ミリさんの、自分は言えない、言いづらいって言葉集です。
たしかに~って思ったものを書いていきます。
・ちょっとしたパーティーって、どんなパーティー?ちょっとしない飲み会かちょっとしすぎる結婚パーティーの2種類しかない我が人生よ。(P18)
・「『結婚しないの?』って聞かれるうちがハナよ~」そのハナは美しいのでしょうか?(P38)
・「しばらく入院してたもので」と、言われたとき
「今は、お加減いかがなんですか?」友人が、最初に発したコトバに人柄を感じました
「どうしたんですか?」とか「どこが悪いんですか?」とか
考えずに言ってしまいがちだけど コトバを選ぶということの大切さ(P37)
これは自分も気をつけたいなと思った。お客様とかにも、どこか悪かったんですか?とか、プライバシーに関することズケズケ聞いちゃうみたいなときあるから…。気をつけよう。
・「わたし昔からの親友がひとりいて 何でも話せる関係っていうか」などと言われると なぜでしょう? 自分がランク外と宣告された気に…(P90)
これもわかる。あなたは親友ではないですよと、暗に言っているようなもんだよね。そりゃ年数とか、会ってる回数とかも違うだろうし、話せる会話の内容だって全然違うんだろうけれど、みんな大切な友達、でいいじゃないか…。
・おばさん
この人から見れば、わたしだってもうおばさんじゃない?
(中略)「おばさん」と思われて当然の人の前で、わたしが「おばさん」なんてコトバを使うのは不自然ではないのか?アンタだっておばさんだろーが!!と彼女たちに心の中でつっこまれていないか、と心配になってきたのであった。(P101)
わかる…もう、学生からしたらアラサーのわたしだって、優しくいっておばさん、キツめにいわれてBBA。。。
わたしもあまり言わないようにしています。。。
・「言えないコトバってないですか?人が言うのはいいけど、自分はなんか言えない、みたいな たとえばお店で『おあいそ』って言うのが照れくさいとか」
「別に、オレ言うけど?」
「たとえば『おふくろ』ってなんか、言いにくいとか」
「別に、オレ言うけど?」
この質問の意味がどうやっても通じない人が、必ずいます(P125)
こういう人いるよね。わかりやすくこちらが例を挙げて言っているのに、いや、オレはできるけど、みたいな。違うんだよ、例です例、みたいに言っても、いや、オレは…みたいな。こういう人はもう話が通じない人もしくは オレはできますけど(ドヤァ)だから、あっ了解でーす☆で終わらせないとこちらがストレスたまるよね。
・親にもらった大事なカラダ
親からもらったカラダが大事なのはみんな同じ。
それなのに、ピアスを開けている人間は、さも大事にしていないみたいに言うこともなかろう。(P135)
これね~。実際わたしもピアスではないけれど、言われたことあります。あなたに関係ないでしょうと思ったな。
あなたはじゃあ一生生まれたままのカラダでいたらいいじゃない、わたしとは違うんだから。って思ったな。
自傷癖とかなら話は別かもしれないけれど、親からもらった大事なカラダを、より一層好きになるためにピアスとかってするんじゃないの?自分のこと好きになるためにやってることを、どうして他人から批難されないといけないんだろうね~
・つかえない
そもそも、「あの人ってつかえない」と、口にするとき、人は、自分のことを「つかえる」側と見ているわけである。(P147)
わたしもどーしても何度教えても何度注意しても同じミスする人とかには使えないなあコイツみたいに内心思ってしまうけれど、
ある意味自分の指導力の低さが原因かもしれないしね。
自分だって、管理者側から見たらつかえないって思われている可能性もあるべきだし。
つかえる、つかえないって思ってるときって、かなり傲慢だよね。思う気持ちはわからなくないけれど、自分だって誰かからしたらつかえない人間かもしれないのにね。謙虚に生きていきたいです。
たしかに~って思う部分もあったり、驚いたのが大阪ではラス1残っちゃった食べ物のことを「遠慮のかたまり」と言うということ。
たしかにww