89冊目:オトナの片思い | 【読書感想文Blog】ネタバレ注意⚠

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オトナの片思い

石田衣良・栗田有起・伊藤たかみ

山田あかね・三崎亜記・大島真寿美

大崎知仁・橋本紡・井上荒野

佐藤正午・角田光代

2018/11/28

 
 

 

★ひとことまとめ★

学生の頃とは全然違う恋愛の形を実感…

 

 

↓以下ネタバレ含みます↓

作品読みたい方は見ないほうがいいかも

 

 

 

【Amazon内容紹介】

眠れぬ夜に想い焦がれ、一目逢うだけで胸がふるえる。男と女は、いつも恋を探し続ける…石田衣良「フィンガーボウル」、栗田有起「リリー」、;伊藤たかみ「からし」、山田あかね「やさしい背中」、三崎亜記「Enak!」、大島真寿美「小さな誇り」、大崎知仁「ゆっくりさよなら」、橋本紡「鋳物の鍋」、井上荒野「他人の島」、佐藤正午「真心」、角田光代「わか葉の恋」の全十一編。いまをときめく実力派作家たちが紡ぎ出す、それぞれの「想い」のカタチ。贅沢な恋愛アンソロジー、待望の文庫化。

 

 

【感想】

アンソロジー!

 

石田衣良さんのフィンガーボウルは別の本で長いバージョンを読んだ!

ひとつひとつのお話に感想は書かないけれど、やっぱり、というか仕方ないのかもしれないけれど、離婚のお話だったり、好きでも相手がすでに既婚者で叶わぬ片思いだったり、始まりさえしないというか…。。。

あとは、職場の若い男の子が気になったり、飲食店でよく見かけるお客さんの男の子が気になったりとか、恋愛もどきというか、見てるだけで十分みたいな片思い。。。始まらない…。。。

 

でも、わかる気がするんだよね。

散々恋愛とか遊んだりとかしてきたからか、もう好きになるとか、そういうのってどういう感じだっけ???っておもう。

学生みたいな、ドキドキとか、二人ですること行くところが何もかも初めてで新鮮、みたいなこともないし。

ああ、このお店○○と来たな、とか、過去の誰かと比べちゃったりとか、比べる対象とか思い出が多い分、ただ素直な感情だけで恋愛ってできない気がする…。。。

それは自分もそうだし、相手もそうだと思うけれど。

 

もうそういうのもろもろ大変だな~って思うし、そうなると若い男の子とか、見てるだけで十分みたいな存在の子を目で追いかけて「片思いごっこ」みたいな。

勝手に色々妄想したり、それでドキドキわーきゃーするだけで十分かな~って思ったり。。。

なのでそもそも何も始まらない…

相手が既婚者の場合とかももう即座に対象外だし。

 

そういう話が多い中では、佐藤正午さんの「真心」は世間のこととか考えるといいとは言えないのかもしれないけれど、成就したお話だったから、そういうこともあるのかあ~って思って読んだ。

 

あと三崎亜記さんのEnak!は若干ファンタジーだったけれど、じんわーりいい話だった。

 

大人になると恋愛も難しくなるな~