福袋
角田光代
2018/09/27
★ひとことまとめ★
どのお話も心にずしんときた><
↓以下ネタバレ含みます↓
作品読みたい方は見ないほうがいいかも
【Amazon内容紹介
私たちはだれも、中身のわからない福袋を持たされて、この世に生まれてくるのかもしれない……人は日常生活のどんな瞬間に、思わず自分の心や人生のブラックボックスを開けてしまうのか? 8つの連作小説集。
【感想】
いや~やっぱり角田光代さんはいいなあ。どのお話もすらすら読める。
中でも気に入ったのは、
・白っていうより銀
・フシギちゃん
・カリソメ
・福袋
だなあ。
どのお話も、何かの終わり、転機、を感じるようなシチュエーションなんだよね。離婚だったり、誰かの死だったり。そんななかで、自分のいまいる位置だったり、そういうものを立ち止まって冷静に考えて、それでも希望を持とうとする感じ。
あきらめたくなるような状況でも、明日に希望を持とうとする感じ。
角田光代さんのお話は、絶望したくなる状況でも、惨めなときでも、それでも前を向こうって気持ちが伝わってきて、自分自身も頑張ろうと思えるから好きなんだ~。
どの作品を読んでも、これは…っていう作品ないもん。また読もう。