ファストファッションはなぜ安い?
伊藤和子
2017/11/23読了
ファストファッションの裏側、低賃金労働者にフォーカスした本。
2013年4月24日、バングラデシュのラナプラザビルが倒壊した。
ビルには工場があり、1130名以上の労働者が亡くなり、2500名が救出された。かし多くの人が重症を負った。
4月24日はこのことから「ファッションレボリューションデー」と言われファッション産業のあり方を考える日になった。
多くの女性労働者が低賃金で過酷な労働をしており、
更に埃が舞う中マスクもなく、高温の中でも空調もないなど、
劣悪な環境。
排水が垂れ流しになっており、それにより漏電・感電など。
特にファーストリテイリングは何度も注意勧告されても改善されていない様子。
H&MやGAPは前向きに取り組んでいるみたい。
本の終わりにもあった、
「安くてスタイリッシュな服が良い。
でもファッションは行き方やライフスタイル、こだわりを表す。
そのファッションが誰かの犠牲のうえに成り立っているとしたら?そのまま着こなすのは本当におしゃれなのか?」
たしかに、そのとおりだなと感じた。
良い物を、きちんとした賃金が支払われている労働者が作ったものを、長く着るのが1番なのかなと思った。