みなさんこんにちは。
2020年、日本はじめ世界は、未曽有のコロナ禍。
そんな折、首相官邸で、クラスターが発生。
総理大臣が、急死してしまいました。
そこで、このピンチを乗り切るために、政府が取った最終手段は、
「AI・ホログラムにより歴史上の偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる」という、
前代未聞の計画です。
内閣の要、総理大臣を託されたのは、現代の首都東京の礎を築いた、江戸幕府を、
作り上げた伝説の男、徳川家康(野村萬斎)。
そして、日本史に燦然と輝く偉人たちが、議員バッジをつけ、入閣しました。
官房長官には、幕末の風雲児、坂本龍馬(赤楚衛二)、経済産業大臣を、
最強で最恐の男、織田信長(GACKT)、財務大臣を、空前の成り上がり者、
豊臣秀吉(竹中直人)、その他、外務大臣を金(きん)に執着する、足利義満(小手伸也)、
農林水産大臣を暴れない暴れん坊将軍、徳川吉宗(高嶋政宏)、厚生労働大臣を、
生類憐みの犬公方、徳川綱吉(池田鉄洋)、法務大臣に、10人の話を聞き分ける、
聖徳太子(長井短)、総務大臣に、鎌倉の尼将軍、北条政子(江口ノリ子)、
文部科学大臣に、源氏物語の著者、紫式部(観月ありさ)通称、偉人ジャーズの誕生です。
1年間の暫定政権として、発足し、国民も期待をしなかったのですが、
先ず、ロックダウンを敢行し、外で遊ぼうものなら、御用改めと、新選組副長、
土方歳三(山本耕史)が、見回りに来ました。
これにより国民は働けず、収入が途絶えるため、秀吉は、国民全員に、
太閤給付金と銘打ち50万円支給しました。
通帳ない者には、直接現金を支給するとし、それを全て、10日間で完了すると、
そのため、秀吉は、部下の副大臣、石田三成(音尾琢真)に、財務省の官僚を使って、
あれこれ手を回させたのでした。
不正したものには、見つけ次第、懲らしめるとしました。
その給付金を賄うため、国債をとなるのですが、それでは、いずれ国民にツケが回るため、
信長は、それを企業に負担させることにし、反対の者には、延暦寺の焼き討ちの件で脅し、
賛成させるのですが、ちゃんと、裏工作で、賛同させるように仕向けていました。
他の大臣たちも、次々、国民のためになることを行い、当初13%の支持率だったのが、
一気に支持率は上昇し、ロックダウンも解除されました。
テレビ局の理沙(浜辺美波)は、スクープを取ろうと、坂本官房長官に、接近しました。
2人は、やがてこの内閣に秘められた陰謀があることを、突き止めます。
はたして、その陰謀とは、そして、偉人内閣の行く末は。
現代は、物事他人事、誰かが何とかしてくれる、そんな世の中であると、
偉人たちは、戦の繰り返しで、睡眠もまともに取れない中、
自らで、全て切り開いてきたんだと、そんなメッセージを残してくれ、
コメディーながら、教えてくれた、非常に面白い作品でした。
いや~、マーベルのアベンジャーズも、驚いちゃったりなんかしちゃったりして。
広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。