みなさんこんにちは
かつて、ジャイアント馬場や、アントニオ猪木と、死闘を繰り広げた、
恐怖の鉄の爪、フリッツ・フォン・エリック、プロレスの一時代を築き、
エリック王国で、自分の息子たちに、自分が成しえなかった、当時の、
プロレスの最高峰、NWA世界ヘビー級チャンピオンに、戴冠させようと、
奮闘した一家の物語です。
フリッツには、5人の息子がいましたが(本当は6人)、4人(本当は4人)に、
不運が降り注ぎ、亡くなってしまいました。
呪われた一家と、世間では言われたのでした。
フリッツ(ホルト・マッキャラニー)は、妻ドリス(モーラ・ティアニー)や、
息子たちのため、必殺技アイアンクローを武器に、日々戦っていましたが、
なかなか、NWAの挑戦権が得られませんでした。
父の夢は、息子たちに託され、5歳で事故で亡くなった、長男を除き、次男の、
ケビン(ザック・エフロン)、三男のデビッド(ハリス・ディキンソン)、四男のケリー
(ジェレミー・アレン・ホワイト)、五男のマイク(スタンリー・シモンズ)は皆、
プロレスラーになりました。
ケビンは、当時4度NWAのチャンピオンに輝いていた、ハリー・レイスと、
ノンタイトル戦で戦うチャンスを得ましたが、レイスの反則行為で、反則勝ちを、
収めたのみでした。
そんなケビンに、パム(リリー・ジェームズ)という恋人ができ、結婚しました。
その頃、NWAチャンピオンは、デビッドが、次期チャンピオン候補と目されていましたが、結婚式のパーティーの最中、トイレで体調を崩しているところを、兄のケビンに目撃され、決まっていた、日本遠征を、止めるように言われましたが、大したことないと、
日本へ行きました。
しかし彼は、宿泊先のホテルで、腸が破裂し、亡くなってしまったのでした。
涙にくれる残った3人に、父は、泣くなと、厳しく接しました。
ケリーが、チャンピオン、リック・フレアーへ挑戦し、見事、世界チャンピオンに、
輝きましたが、オートバイ事故で、片足を切断しました。
しかし、彼は、不屈の闘志で、義足でカムバックしました。
マイクも試合中の負傷から、精神を病み、薬剤の過剰摂取で、自殺してしまいました。
ケリーも、自暴自棄になったのか、拳銃で、自殺してしまいました。
こうして、一家は、呪われた一家と言われるようになったのでした。
実話に基づく、エリック家の悲劇の物語、フォン・エリックは、戴冠こそしませんでしたが、
後に、NWAの会長も務め、プロレスの頂点を極めました。
しかし、フォン・エリックは、幸せだったのか、考えさせられた、お話でした。
プロレス好きな方は、ほとんど知っているエリック家の悲劇ですが、
エンドクレジットで、ケビンがその後どうなっているかが知らされ、少し安堵出来ました。
いや~、アイアンクローかけて欲しかったりなんかしちゃったりして。
広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。