みなさんこんにちは。

実話に基づくお話、「ネクスト・ゴール・ウインズ」です。

2001年、サッカーワールドカップ予選、米国領サモアは、

オーストラリアに、0-31という、前代未聞、国際試合において、未だに、

塗り替えられることがない、記録的大敗を喫しました。

それから、10年経った2011年、相も変わらず負け続け、しかも、

1ゴールすら奪えないチーム状況が続いていました。

米国領サモアのサッカー協会会長は、この現状を打破するために、

新コーチを呼ぶことを、決定しました。

時同じ頃、米国サッカー協会では、トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)は、

コーチ解任を告げられ、無職になるか、米国領サモアのコーチになるかの、二択を、

迫られていました。

トーマスは、冗談だろうと、たかをくくっていましたが、協会にいる、彼の別居中の、

妻のゲイル(ケイト・モス)も納得の提案でした。

彼は、渋々、米国領サモアに赴任しました。

本大会までは、4週間しかありませんでした。

トーマスは早速、チームを見ましたが、女性かと思ったら、トランスジェンダーの、

ジャイヤ(カイマナ=本物のトランスジェンダー)等、試合が出来るのかと、

思える面々ぞろいでした。

会長は、1点を取らせてくれと、懇願します。

トーマスと、チームのみんなは、なかなか、打ち解けません。

特に、トーマスとジャイヤは最初反目しましたが、次第に打ち解け、ジャイヤは、

キャプテンに、指名され、かつて辞めた選手を、再スカウトするために、

2人で彼らが、今働いている先を回りました。

いよいよ、大会です。

初戦の相手は、トンガでした。前半1点を先制されてしまいます。

トーマスは、練習したことが生かされていない、結局このチームはだめだと、

落胆し、チームを放棄して帰ろうとしました。

しかし、会長が追いかけて来て、彼から熱意のこもった話を聞かされます。

果たして、トーマスは、戻るのか、そして、試合の行方は、どうなってしまうのでしょうか。

実際にあった、サッカーの話しながら、人間再生、また、現在市民権を得て来ている、

第三の性も盛り込んだ、感動の内容で、面白かった作品でした。

いやーサッカーにも、コールドゲームが必要だったりなんかしちゃったりして。

広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。