みなさんこんにちは。

女優の、水村美咲さんが、原案、企画、プロデュース、主演をした、

短編と中編の2作品の、通し上映された作品です。

①    在りのままで咲け

子供の頃から、芝居をしていた、由紀子(水村美咲)は、4歳の娘を、

育て、主婦をしながら、芝居に対する夢を諦めきれずに、いました。

オーディションを受け続ける彼女に、ある時、大きなチャンスが訪れました。

いつも彼女の夢を応援してくれている友人で、同じくらいの子供を持ち、

2人目がお腹にいる、智美(八木橋聡美)に、いつも娘を預かってもらいながら、

活動していました。

彼女は、理解の無い夫や、姑、勿論智美にもうしろめたさを感じながらも、

夢に向かって、突き進んでいたのでした。

②    在りのままで進め

京華(水村美咲)は、息子を育てながらも、女優を目指していました。

子育て、家事、と夢の両立は大変ながらも、なんとかしがみついて、

頑張っていました。

少し名前の売れている、女優のマコ(八木橋聡美)は、結婚や出産、世間では、

当たり前と思われている女の幸せを犠牲にして、女優を続けています。

2人は、尾道監督(遊屋慎太郎)のオーディションで、どちらかが主役に、

選ばれるところまで残ったが、監督がどちらにするか、絞り切れずにいました。

そこで後日、最終審査に2人が呼び出されます。

時間が夜だったため、京華は、熱を出した子供を見てるから行けないと、

マネージャーの渋谷(名バイプレーヤー、今谷フトシ)に、話しますが、

何とか行けと言われ、そこへ理解の深い夫が帰宅したため、少し遅刻するも、

行く事が出来、間に合いました。

監督に台本を渡された2人は、3分で暗記し、順番にセリフを演じるよう言われました。

マコは、2分で、完璧に暗記し、感情をこめて、演じましたが、一方京華は、

アレンジを加えて、演じました。

2人のどちらに決まるのでしょうか、しかし、そんな中、プロデューサーの思惑が働き、

全く別人の、インフルエンサーで、名前が売れている、百瀬エリが、

抜擢されてしまいました。

納得いかない、助監督の美奈(鄭玲美)は、監督にたてつき、辞めてしまいました。

彼女は、女性監督として、自分の作品を撮ることを、目標にしていました。

3人は、引き寄せ合うように、再会します。

果たして、3人のこれからは、どうなって行くのでしょうか。

水村さんが、周りの女優さんたちが、夢を志半ばで、辞めていく姿をみて、

夢をあきらめるな、持ち続けようと、全ての女性にエールを贈った、

感動の作品です。

今の時代は、女性の時代です。

封建的な家族では、結婚とかの意味は、もうなさない時代です。

いや~、頭の中に、岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」が、

リフレインしちゃったりなんかしちゃったりして。

広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。