みなさんこんにちは。

名匠ウディ・アレン監督が、描く、自分自身を投影した様な、作品です。

ニューヨークの大学で、映画学を専門とする、教授のモート(ウォーレス・ショーン)は、

作家も行っているが、執筆は、全く進まない状況でした。

彼は、映画関係の広報をしている妻のスー(ジーナ・ガーション)と、

彼女が広報担当している、有名なフランス人監督のフィリップ(ルイ・ガレル)とともに、

スペインのサン・セバスチャン映画祭にやって来ました。

モートは、2人が浮気をしていると、疑っていました。

そんなモートは、町を散策していると、彼が崇拝する、巨匠たちの映画の世界が、

彼の目の前に広がり、彼がその中の登場人物になったり、クラシック映画の世界に、

没入する、不思議な体験が、次々と起こりました。

しかし、ストレスにさいなまれる彼は、友人の紹介で、医師のジョー

(エレナ・アヤナ)を、訪ねました。

どこも悪くないと言われた、彼でしたが、電話で、彼女が、夫と、スペイン語で、

激しくやり合っている(内容は不明)のを聞き、彼女に話を聞きました。

彼女は、2度目の結婚で、夫は浮気性の芸術家と知り、彼は、スーのことも、

差し置き、ジョーに恋心を抱きました。

ジョーとピクニックに出かけた彼は、至福の時間を過ごしました。

彼女の家に行くと、夫は、絵のモデルの女の子と、浮気していました。

しかしジョーは、彼には、自分が必要だと、言いました。

モートは、1人浜辺にいると、死神(オスカー名優、クリストフ・ヴァルツ)が、

チェスの相手をしますが、途中で、ほかに行くところがあると、消えてしまいました。

命を奪わず去って行ったことに、不思議な感覚が残った彼だったのでした。

老年の彼は、妻にも離婚を言い渡され、今後どんな余生を過ごすのでしょうか。

特に、クライマックスもない、単調な作品でした。

いやー、巨匠のオマージュが、すごかったりなんかしちゃったりして。

広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。