みなさんこんにちは。
2年続けて、海外で高評価の作品を送り出した、鬼才、神威杏次監督が、
満を持して、世に送り出した、探偵黒猫シリーズの新作、「7WAYS」になります。
お馴染み、神威組のメンバーに、更に新たなキャストも加わり、
渾身の神威ワールド全開です。
探偵の黒猫(神威杏次)は、香織(たかはしあいこ)から、妹のナオ(中川ミコ)を、
助けて欲しいとの、依頼を受けていました。
ナオは、ある殺人事件の容疑者で、逮捕されたものの、裁判である事情で、無罪判決を、
受けていました。
彼は、そのナオを助けるとはどういう意味か、悩んだ黒猫は、警部の麻生(工藤俊作)と、
彼の協力者のミサト(平塚千瑛)に協力を求めました。
一方、当のナオは、作家であり、孤島のモーテルにやって来ました。
そこには、舞台俳優で役作りのために滞在中の、銀次(神威組の不動の四番、
坂本三成)がおり、経営者のマスター(蜂谷英昭)とともに、迎えてくれました。
そこに、隣島の刑務所から脱獄して来た、成瀬(森脇和成)と、嶋村(萩田博之)も、
加わりました。
その頃、突然の嵐が襲って来ました。
土砂崩れで、町からの1本道が塞がれたために、行き場を失った、千夏(萩原佐代子)と、
涼香(牧野美千子)も、やって来ました。
ラジオのニュースでは、町で起きた、宝石強盗殺人事件を報じており、犯人は、
二人組の女だということでした。
マスター、ナオを、含め何やら、ワケアリな7名が集まりました。
何かが起ころうと、していました。
後日、麻生とミサトは、モーテルでの出来事を、7人から、事情聴取を、
進めて行きます。
そこでわかった、ナオの本当の素性とは、そして7WAYSの意味とは。
終盤の怒涛の展開、更に、黒猫が香織を見送る最後、この奇妙な展開に、
終止符を打つ素晴らしいラストシーンでした。
人間の心の闇を、表現した、素晴らしい作品でした。
いや~名探偵黒猫、難事件解決だったりなんかしちゃったりして。
広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。