みなさんこんにちは。

1923年アイルランドは、内戦真っ只中でした。

そんな中、戦争とは無縁な、アイルランドの小さな島、イニシェリン島では、

島内の住人は、知らない者がいない、状況でした。

そこに暮らす、パードリック(コリン・ファレル)は、妹のシボーン(ケリー・コンドン)と、

2人で暮らし、彼は、牛や羊を飼い、ミルクを売って、生計を立てていました。

彼は、毎日決まって、午後2時に、友人のコルム(ブレンダン・グリーソン)と、

パブへ出向き、酒を飲む日課でした。

ある日、いつものように、コルムを誘いに行きましたが、コルムは、家から出て来ませんでした。

そして、何と、絶縁を言い渡すのでした。

あまりに急なことで、パードリックは、事態が飲み込めませんでした。

賢い妹のシボーンは、コルムに、理由を聞くと、パードリックの発展性がない、

退屈な存在と、縁を切り、自分はバイオリンを弾いたり、作曲をして、過ごしたいと、

言いました。

パードリックはまた、少し変わっている、近所に住むドミニク(バリー・キオガン)の、

力を借りて、事態を好転させようとしました。

しかし、コルムは、これ以上パードリックが、関わって来るなら、自分の左手の指を、

切断すると言いました。

ドミニクが、家で、父親に暴力を受けていたことを知り、家にかくまいましたが、

そのことで、父親が怒り、パードリックは、殴られてしまいました。

打ちのめされたパードリックを、救ったのは、コルムでした。

2人の関係が、修復するのかと、思われましたが、そうではありませんでした。

パブで酔ったパードリックは、コルムに、悪態をつきました。

翌日、彼は、コルムに謝りますが、コルムは拒否し、とうとう、

指を1本切り落とし、パードリックの家のドアに投げつけました。

その後、パードリックは、パブでコルムが、ミュージシャンのデクランたちと、

楽しく演奏する姿に嫉妬し、デクランにウソをつき、島から追い出しました。

そのことを、ドミニクに話したので、ドミニクからも、軽蔑され、友達を、

解消されました。

イニシェリン島の精霊という曲が完成したと、コルムは、パードリックと、

和解を考えましたが、彼が、デクランをだましたことを聞き、ついに、

残りの左手の指も全て切り落とし、パードリックの家に投げつけました。

その指の1本を食べた、パードリックの可愛がっているロバが、窒息死しました。

それを、コルムに話し、翌日コルムの家を焼き払うと宣言しました。

妹のシボーンは、島に嫌気がさし、本土に行ってしまいました。

パードリックの家に、また向かっていた、ドミニクの父は、島の老女で、

予言者のマコーミックに、止められ、川に案内されました。

そこには、ドミニクが死体となって、浮いていたのでした。

彼女の予言では2人死ぬことになっています。

宣言通り、パードリックは、コルムの家を燃やしました。

コルムは家の中にいたのですが、焼け死ぬことはなく、浜辺にいました。

果たして、もう1人の死人は、2人のどちらかになるのでしょうか。

指を切り落とす意味がわからず、友情なんて全く意味がないと感じた、

ちょっと意味不明な作品でした。

島の中だけの生活は、まさに井の中の蛙だったりなんかしちゃったりして。

広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。