みなさんこんにちは。
水が怖い男、小鳥遊(たかなし(長谷川博己))は、別れた妻、美弥子(麻生久美子)に、
水が苦手なことを、揶揄されますが、子供の頃のトラウマだと、言います。
彼は、大学で、哲学を教えていますが、ある時、水泳教室のポスターに、目が留まり、
そこの、インストラクターの静香(綾瀬はるか)に、強引に、教室に、引き入れられました。
そこでは、水泳初心者の、笹木(伊佐山ひろ子)ら、おばさん連中がおり、
茶化されながらも、水の克服を始めました。
うまくできないことを、大学の先輩教授の、鴨下(小林薫)に、相談しましたが、
普段の歩行同様、頭で考えないことと言われました。
そのことは、静香にも言われたことでした。
彼は、奈美恵(阿部純子)という、シンママと付き合い始めており、彼女の息子とも、
いい関係でした。
彼は、記憶に残っていないのですが、前妻の美弥子との間にいた息子を、川の事故で、
失っており、その時の記憶の曖昧さを克服することも、本来の目的だったのです。
一方、静香は、プールでは、テキパキした指導者ですが、彼女もまた、
交通事故のトラウマで、地上では、道路もまともに歩けない人でした。
そんな、地上と水中の、トラウマにさいなまれた二人でしたが、小鳥遊は、
プールの中で、子を失った時の、幻影に襲われ、次第に、教室を休みがちになりました。
奈美恵とも、別れることになり、孤独になって行きました。
大学の教室でも、講義に身が入らない状況でした。
休みがちの教室へ、静香が、誰もいない、夜のプールへ、呼びました。
小鳥遊は、息子を失った時の記憶が、ほぼ記憶喪失状態で、美弥子からは、
泣かないことを、なじられていましたが、状況を思い出した彼は、
静香に、水の中では、泣いても聞こえないと言われ、彼女に抱擁され、
思いっきり泣いたのでした。
二人に、ロマンスは芽生えるのでしょうか。
主役の二人の、トラウマよりも、その原因や、人間模様が、深く。
小鳥遊と、美弥子夫婦の息子を亡くした、葛藤には、目頭が熱くなりました。
そして、顛末には。
コメディーと思いながら、シリアスな作品で、驚かされました。
いい作品です。
主役二人は、恋愛に発展するのかどうかなんかしちゃったりして。
広川太一郎の唯一の弟子、広川太三郎でした。