カミさんの推薦で借りてきました。
掛け値なしの娯楽作品。面白かったです。
アーサーというコードネームのリーダーのもと、円卓の騎士の名を与えられたエージェント達が世界を股にかけるスパイもの。
なるほど、それで「King's man」なんですね。
アクションもさることながら、ところどころに挟み込まれるユーモアも秀逸です。
なによりツッコミどころをスルーするセンスが私好みです。
例えば、「武器庫だ」と言って通された部屋の壁に、万年筆や傘や革靴がズラッと陳列されている。本来なら武器でもなんでもないものなのに、そこに誰も触れない。
「あ、そこはスルーなんだ」
という感覚が好きです。
私の高校時代の地理の先生、SR先生を思い出します。
SR先生は、授業の随所に小ネタを挟み込むんですが、それに対する生徒の反応を全く意に介さないのです。例えばこんな感じです。
「このように職場と住居が近接していることを、職住近接、あるいは職住接近とも言いますが、これを住職接近と覚えてはいけません。なぜならそれだとお坊さんが近付いてきてしまうから。で、その職住接近によってロンドンの人口はロンドン増えて…」
という具合にしょーもない小ネタを言いながらそれを全く振り返らない。
生徒が笑ってようがシラケてようが全く意に介さず淡々と授業を続けていきます。
だいぶ話が逸れましたが、私はこういう面白いことを言いながら、「どうだ面白いだろう」ってドヤ顔しないギャグセンスが好きですね。
あと、本編中で好きなのが、主人公が「JB」と名付けた犬の名前の由来を尋ねられるシーン。
「なんでJBなんだ?ジェームズ・ボンド?」
「いや」
「ジェイソン・ボーン?」
「違う、ジャック・バウアー」
スパイ映画ならではのやり取りです。
(ジャック・バウアーってスパイでしたっけ?)
それにしても皆「JB」なんですね。
あと冒頭で、マーク・ハミルとサミュエル・L・ジャクソンが顔を会わせるシーンは、
「おぉ!新旧ジェダイマスターだ!」
と思いました。
あとは私の好きなマイケル・ケインが出ていたのが嬉しかったです。
