おはようございます
バレンタインは悪い文明
深紅の稲妻でございます
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DLCも今月で終了
次のシーズンか次回作を期待したいところだが行く先はいかに…

【Azalea-Ares】

【AGE2-OrcinusOrca】

【Alche-Blood】
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トロコン済
前作プレイヤーは存知だろうがこれはまず2と銘打ってはいるが
無印(前作)とは前後編のような関係にあたる。
ここから始めるという手もないではないが
「やぁ久しぶりオレオレ」みたいな感じで前作キャラが絡んでくるので
お前誰だよ!っていう混乱を避けたければ前作をプレイすることを推奨する。
「まぁコイツはこういうキャラなんだな」とすっぱり分析して割り切れるなら
全然2から始めてもらっても構わない。
■私的プラス点
▼重力アクション(★★★★★)
このゲームの基幹であり最大の特徴。
簡単操作で上下左右を自在に動き回ることができる。
シンプルさ故に操作に慣れないなんてことはないだろうが
急に上下逆さまに反転したり、敵を追いかけて自位置を見失ったり
重力ホバー走行中にカメラが激しく上下に揺れたりと非常に三半規管を試されるつくり
それでも大空を行くという快感は前作から衰えず
自在に操れるようになれば面白さは数倍になる
▼シナリオ(★★★★★)
前作の投げっぱなしENDを全て回収しきった圧倒的完結。
意外性はあまりないものの王道を綺麗に落としきった気持ちよさみたいなものはある。
ピンチなど緊張する場面は多いが
基本的に殺伐とした空気はなくやんわりとした物語が続く。
クリア後の継続プレイはシナリオを一部まき戻す形となり
ED後というものが存在しないのが残念。
▼キャラクター(★★★★★)
主役以下キャラクターも全員続投
素直で可愛いヒロインのキトゥンを筆頭に根はいい奴らが集う。
その反面で悪党にもそこまで憎み切れる相手もおらず善悪のメリハリのようなものが薄く
終盤のカタルシス的にはイマイチ。
▼フォームチェンジ(★★★★)
ヒロインの形態を変えることで重力アクションに変化をくわえるという今作の肝となる部分。
重力が軽くなるフォームと重くなるフォームを自由に(シナリオの進行によるが)変更可能。
軽くなるフォームでは身の丈の数倍という跳躍や突撃のような前飛び
重くなるフォームでは高速ホバー移動や着地点一帯を攻撃できる重力キック等が使用できる。
跳躍に関して追記すると重力操作に不慣れでも直感で操作できるというメリットがある
まるで別ゲーのような街の中を颯爽とジャンプで飛び回る感覚は今作でも屈指の良点だと思う
慣れてくるとササッと切り替えることができるので
軽いフォームで跳躍して、重いフォームでチャージキックをかます。
そうあの「ライダーキック」が可能となっている。
▼宝さがし(フォト)要素(★★★★)
今作から追加されたカメラとそれを使ったマルチプレイ要素。
マップ内に点在するトレジャーを見つけその写真を共有して探すというもの。
リアルタイムで連動しストーリーの合間に攻略していくことになる。
今まで無目的で街をうろつかざる得なかったアイテムの回収などに
目的意識が与えられただけでなく景色自慢などにも使える一石二鳥な要素
ただ情報を送る相手は完全ランダムなため特定のフレンドには送れない上
情報を送って見つかった時の成功報酬があるのだが30出して1帰ってくれば御の字
というレベルで帰ってこないのがけっこう辛い。
▼マップ領域(★★★★)
前作のほぼ倍のマップ広さとディティール。
障害物や凸凹が増えたせいでつっかえやすくなったりするが
そこまで街中でシビアなレースがあるわけでもないので全然OK
▼家具要素(★★★★)
家(土管)に様々な家具を詰め込めるようになって部屋をオシャレにできるようになった。
まぁ間取りまでは変えられないが…
▼タリスマン(★★★)
スキルのついたアイテムを身に着けることで様々な効果を得ることができるというもの
特定の固定スキルもあれば合成などでオリジナルのスキル組み合わせを作り上げることが可能
長時間プレイを見越したやりこみ要素だが
ゲーム難易度がノーマルなら基本そこまでシビアでもないので
クリアだけを主観に置いたプレイならあまりお世話になることはない
▼トロコン難易度低(★★★)
エイム要素など難しいところはあるが敵の攻撃感覚が長かったりと
万人に越せないことはないというヌルゲーに属する
もちろん手ごたえたっぷりの敵も待ち構えてはいるが難易度縛りもなく
トロコンだけを見るとさしてアクションが上手くなくても時間さえあれば可能。
▼コスプレ(★★★)
今作も健在のコスプレ要素
前作の衣装も引き継げるという素敵仕様
▼オートセーブ間隔が短い(★★★)
オートセーブの感覚が短いため様々なゲームオーバーからの巻き戻しがほとんどない
■私的マイナス点
▼オンライン採掘要素(★★★★★)
空を自在に飛ぶ重力アクションなのにガチで肩と腰に重力を感じるような採掘要素を追加。
パワーアップに必要なアイテムを得るための作業だが前作で無造作に置いてあったものが
今作でひと手間かけないと取れない面倒仕様に。
破壊を楽しむという要素は確かにあるが重力浮遊ゲーに
ワザワザ着地を促してまで額に汗する必要があったかというと甚だ疑問
更にはネットワーク連動で採掘量が増減する上に
だだっ広い特別マップの上下左右にまんべんなく配置するというストレス仕様。
時折ボス敵が配置されるも種類は1種類のみで
しかもボスが配置される場合は採掘不可という謎
腕試し的なマップへの入り口でもあるが敵が固いだけでうま味はほとんどない上
アイテムだけならミッションをマラソンするか街を徘徊した方が効率的
タリスマンの大きな入手先の一つだが先にも言った通りよほどガチに入れ込まない限りは
トロフィーもあまり関わらないし数回潜ったら「もういいや」と不要となってしまう
▼ロックオン・レーダー不在(★★★★)
アクションゲームではおなじみのロックオン・レーダーはない
このゲームの中で唯一技術がいる部分で敵を自分で視界内にとらえ続ける必要がある
モンハンなどでも同様だがこっちは更に上下が加わるのでそれの比ではない
直線的な重力キックを外すとすれ違いとなり敵の位置が前から後ろに180度変わるので
下手な3D把握だと自分がどこにいるかもわからなくなる場合が多数
いわゆるドッグファイト的な3D空間認識が必要とされるので
戦闘機ゲーで酔うという方は覚悟したほうがいい
雰囲気の為か全体レーダーも存在せず敵を矢印だけで追うのも一苦労
いつの間にか敵陣ど真ん中に追い込まれて敵の集中砲火にダメージ硬直で身動きが取れず
混乱状態に陥ることもある。
▼どこまでいってもキックオンリー(★★★★)
フォームチェンジのお蔭で前作の飛び蹴り一択から飛び蹴り三択に。
前作の三倍といえば騙されそうだがキックはキックである。
銃か剣かという遠距離・近距離選択ではなく
剣だけだったのがナイフと斧が選択できるようになった…ぐらいの選択の幅で
遠距離からバシバシ攻撃してくるのを回避しつつ接近しなければならないという
難易度の高さが今作も健在
一応飛び道具もあるにはあるが、弾数有限(周囲の環境に依存)
かつ結構な確率で発射前に飛翔体が床や障害物にあたって消えるという何とも言えない仕様
結局慣れないうちは被弾しながらも敵に接近して体力と要相談みたいな泥試合にもつれ込みやすく
アクションにおいてあまり爽快感があるとは言えない。
▼重力封じ多め(★★★)
クエストやシナリオの一部で重力操作が封じられた状態で
クリアしなければならない場合が多々起こる
正直なんの為の重力ゲーなんだよ…とため息すら出るが
大概はシナリオの影響なんでそこまで理不尽に封じられないのが救い
重力使いが滑落してゲームオーバーってのは何かの冗談じゃないかとも思う
▼緊急回避(★★★)
緊急回避というして任意方向にステップできるがこれは「移動による物理距離の回避」ではなく
「無敵時間を利用したほぼその場の回避」になる。
飛翔体を避ける際にはタイミングさえあえば有効だが
相手が人型だった場合のコンボ追撃や敵の誘導込の突進攻撃を避けるには不向きで
ダメージ硬直からの攻撃を避けられないといった被弾スパイラルに陥りやすい
▼トークン要素(★★★)
ネットワークの微妙な点として”トークン”があげられる
これは自分が見つけたトレジャー写真の送受信や風景写真にイイネがつくともらえたりするのだが
何よりコスチュームや特殊スキルなどのガチ特典を回してしまっているのが問題で
発売から時間が立つほどレアアイテム取得が困難になるという最悪の仕様
有名ゲームだし出来自体も悪くはないが長期プレイには確実に向いてないし
新作ゲームがモリモリ出ているこの時代にプレイ人数低下はさすがに避けられないので
今のうちに買った方がいいとだけは言っておく
ちなみにチャレンジだけは指定フレンドに送ることは出来るので
やろうと思えば集団談合みたいなものも出来るのかもしれない
まぁフレンドは別売だが
▼不便な最強モード(★★★)
終盤習得する第4のフォーム
自動回復や鬼追尾の格闘など頼もしいことこの上ないが
「発動条件は不明」という嫌がらせのようなフォーム。
意図せず使えない力に何の意味があるのか…
============= 独り言 ==============
新重力生活:★★★★★
PS2ゲー:★★★★★
微妙なオン要素:★★★★★
待望の圧倒的完結:★★★★★
良くも悪くも基本である前作の長所を伸ばした感じ
綺麗な景色と重力操作という長所はさらに成長したがアクション面での改良は微々たるものとしか言えず
もっとZ・O・Eやサイキックフォース的な遠近両対応を期待したが結局は格闘で遠距離戦を強いられるような
技術高め系バトルがメインになってしまったのは私的には残念。
前作の様な思いっきり重力スライドできるような空間がなくなってしまったのも大きい。
あと流石に家具まで揃えられるようになったのに最後までずっと土管ハウスっていうのも寂しいかな…
マンションの屋上とかせめて陽の当たるところに移して時々レギュラーでも訪ねてきてくれたらいいんだけど。
3月にDLCも決定しているのでまだまだ始めるには遅くない
オススメというよりかはネット要素が過疎って無いので始めるなら今しかないという話
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作戦終了です
お疲れさまでした

