北見市・探偵の独り言 10年ぶりの再会 | 北海道、札幌の興信所社長と女探偵のよもやま話

北見市・探偵の独り言 10年ぶりの再会

 

 

先日、思いもかけない男性からお電話をいただいた。

 

男性はHさん(36歳)、もと探偵の調査対象者だった。

 

Hさんの調査を依頼した方は当時の妻 S子さん(35歳)。

 

当時、二人は北見で結婚生活をしていた。

 

当時、Hさんは保険業をしており、S子さんは看護師をされていた。

 

結婚して1年、S子さんはHさんの行動に不審感を持った。

 

そして当社へ依頼されたのだった。

 

やはりHさんの浮気は確認され、それをS子さんに報告をさせていただいた。

 

S子さんは「もし浮気をしていたのなら、離婚をしようと決めていた」

 

S子さんはHさんに離婚をすることを要求する。

 

そのとき、Hさんは必至にS子さんに謝罪、離婚を考え直してくれるように頼んだ。

 

そのときはあまりに執拗な行動だったため、探偵がHさんにお会いし、説得をした。

 

探偵  「例えば10年後、縁があれば、またS子さんと会い、復縁できますよ」

 

     「今はS子さんに謝罪して、かっこよく別れしょう」

 

もちろん、その時はHさんを説得しようと探偵は方便で言っています。

 

Hさんは探偵の言葉に少し納得され、離婚を承諾された。

 

5年前にS子さんは札幌の病院に縁があり、今は札幌の病院で勤務をしている。

 

Hさんは、保険業に従事しながら、懸命に勉強をして5年前に

 

社会保険労務士の資格を取り、札幌で開業をされていた。

 

そんなHさんとS子さんが先日、札幌の駅前の百貨店のエレベーターのところで

 

バッタリと再会したそうです。

 

HさんはS子さんの顔を見たとたん、涙がとまらなかったそうです。

 

Hさんは声にならない声で「そこで珈琲を一緒に飲んでくれませんか?」と言ったそうだ。

 

S子さんはうなずいてくれ、コーヒーショップに入ったそうです。

 

Hさんは一生懸命にあれからの10年間を語った。

 

2時間、珈琲ショップで話をして別れたそうだ。

 

そして、来週は食事に行く約束をとりつけたそうだ。

 

Hさんは興奮気味に「高橋さんが言っていたとおり、10年目に再会できたんですよ」

と何度も何度も言っていた。

 

探偵はHさんの電話が終わった後、携帯の電話帳を探し、S子さんに電話をしてみた。

 

電話番号は変わっておらず、S子さんが電話にでられた。

 

S子さんも探偵から電話が来るのを予感していたようで

 

「Hからもう連絡が行ったんですか?」と声が明るい。

 

探偵はズバリとS子さんに聞いてみた。

 

「S子さんは今、独りなんですか?」・・・・と。

 

S子さんは「独りですよ、あれからずっと」・・・・と答えられた。

 

探偵はなんだか幸せな予感がしています。

 

Hさん・・・がんばれ、頑張れ、ガンバレ、もう一度、S子さんの心をつかんでください。

 

それができたら、もう二度、その心をは離さないでくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023-08-12 

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探偵という仕事は様々な方の人生に関わります。

そして「お金」についても学ぶことが多いです。

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