【9月19日】しばあみさん@タワレコ武蔵小杉店レコ発インストアライブ | M☆S 君がいる 笑っている 私の帰る場所

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ハコや路上で,心に響くアーティストのライブを聴き,応援しています。
ライブでの素敵な出会いを楽しみにしております。

シルバーウィークの最終日。通算102回目(8年と9ヶ月目)のしばあみさんのインストアライブを選びました。
しばあみさんのインストアライブは,もしかして「Star☆」の愛媛以来かもしれません。
今回のインストアライブはあみちゃんの第二の故郷と言える武蔵小杉でした。
 
いつの間にか高層ビル群と化した武蔵小杉。まるで武蔵小杉が川崎市中原区ではなく,世田谷区の延長線上にあるみたいに感じます。(武蔵の名前が付いているので相模ではなく武蔵であった事実)
行くたびに街並みの変化を感じる場所。
あみちゃんの歌の「君の住む街」の中に出てくる変化を実感する場所でもあります。
初期の小杉フェスタが開催された時,場所移動の行き来で通ったことのある場所でもあります。タワレコがある「グランツリー武蔵小杉」は,すぐに分かりました。
入ってみると,大きなショッピングセンターで中でタワレコを探すのが手間でした。
タワレコと言えば,渋谷店で輸入盤の洋楽やオリジナルサウンドトラック盤に強いレコードショップだったのでよく利用しました。
 
今回のインストアラブは,あみちゃんをメインにサポートがピアノのさくけんさんとサックスのやよいさん。あみちゃんと初めて出会った時と同じ構成でした。
あみちゃんのライブは,客の出足が遅くギリギリ到着が恒例です。(^0^)スタート直前にタワレコは満員となりました。
小杉peopleにも,ようやくあみちゃんの音源を手にする機会が訪れました。
 
始まる前は,小杉グループによって入念なサウンドチェック。
リハであみちゃんが「ひとつの場所」を歌うことでレコ発インストアライブの位置づけがハッキリとしました。
「Love like Cinema」というタイトルの音源。映画狂は自分の10代~20代にかけての等身大の姿でした。なけなしのお金で名画座,時々贅沢に有楽町の封切館,気に入った映画があれば一日に何度でも見る(今は入れ替え制なのでそれが不可能らしいです。そのことを最近まで知りませんでした)。気に入った映画音楽があれば,それをオリジナルサウンドトラックに近い状態で音源をゲットするこだわり。
ある意味,あみちゃんが自分の世界に近づいたと受け止めました。
Love like Cinema」に収録されている「雨に濡れても」。映画の「Butch Cassidy and the Sundance Kid」が気に入って,一日に映画館で何度も見てしまいました。それが今の生活様式に通じる10代の映画少年時代でした。「Bonnie and Clyde」とは異なるストップモーションのラストシーンがとてもせつなつて涙に溢れてしまいます。バート・バカラックがとてもいい仕事をしていました。
ダバダバダの「男と女」を見た時の印象。映画は見るものではなく,作るものだと思いました。
 
時々,「しばあみのライブ,それは人生」と呟きます。今回のライブはインストアとはいえ,武蔵小杉に到着してから,あみちゃんと別れるまでいろいろな意味での人生の投影でした。
 
インストアライブは,武蔵小杉の多摩川縁を連想させる「ありふれた午後」のニューアレンジバージョンからスタート。元気バージョンでもオケを使わずさくけんさんとやよいさんでやりきりました。
「ありふれた午後」は「キンモクセイ」同様,二つ以上のバージョンが併存していくことでしょう。
レコ発なので,「Love like Cinema」のコンセプトをハッキリとさせた選曲でした。「アイになる」はDAMで歌えます。
ラストソングの「ひまわりヒマワリ。初めて音源化された曲。ラララコーラスルンルンも「まっすぐに~ラブラブ♪」もずっと口ずさんであみちゃんと一体化。しかしながら,集中しすぎてメモ忘れ。あみちゃんからの指摘で訂正。(;゜ロ゜)
アンコールはとても切ない「ひとつの場所」でした。
インストアが終わり,あみちゃんが物販をしていた時,既に持っていたので,タワレコ内でオリジナルサウンドトラック盤をあみちゃん用に探してみました。やっと見つけたCDの棚。サウンドトラック盤のスペースはごく僅か。CDが売れていない時代に映画音楽のCDはあまり生産されていないのでしょう。以前に比べ,大幅な縮小傾向を感じました。自分も買っていないのだから仕方ないけど。考えてみれば,映画そのものがCDと同価格でDVDで丸ごと入手できる時代映画のDVDを買えば,オリジナルサウンドトラックは自動的に付いてくるわけだから,敢えてオリジナルサウンドトラック盤に価値がなくなったのかもしれません。映画上映もフイルムから高画質のHDに移行したようで,雨降り画面や音飛びは理論的にはなくなってしまいました。先人たちが苦労して構築したフィルムでの映写技術もデジタル時代には時代遅れなものとなったのかもしれません。「白鯨」みたいにさらに一枚,白黒フィルムも焼き付けて,臨場感を出したりみたいな技術は不要なものになったのかもしれません。フィルム時代ならこのカメラワークは誰のタッチだみたいなことがあったけど,デジタル時代になると,高解像度なレンズを使っているせいか,きれいに構築できるので自己主張が難しくなってきています。少年時代に憧れた毎日,自宅で映画を見れる環境にはなったけど,便利になりすぎて,液晶画面の映画を逆に見なくなってしまっています。映画はやはり銀幕であり夢の世界であり続けたいです。
一曲一曲,しっかりと受け止めました。
今日もあみちゃんの歌が聴けて,あみちゃんと同じ時を共有できたことを心から感謝申し上げます。
 
♪ありふれた午後
♪アイになる
♪雨に濡れても
♪男と女
♪もう一度だけ
♪ひまわり
アンコール
♪ひとつの場所
 
あみちゃん,お疲れ様。次回は10月22日の小杉フェスタです。