我らが釜石シーウエイブスの応援に行ってきた![]()
トップリーグへの長い道のりを、
ややゆるやかなスピードで進んでいる釜石の試合、
秩父宮での対戦は、毎年1回限り
その他は、なかなか応援に行けない
そのせいもあり、
秩父宮の試合は、かなり気合が入るわけだ![]()
たいていの場合は、
旧知の釜石仲間と入り口で待ち合せ、
それなりに混雑しているスタンドに席を確保し、
知り合いの知り合い、みたいな人々に囲まれて、
正統派な声援を、大声で送る
ところが、今年は仲間と会えず、
結局、一人でスタンドに席を確保することとなった
野球のように、
みるからにオレンジまみれのジャイアンツファン、
みたいな出で立ちなら分かりやすいが、
ラグビー、しかも釜石のようなチームの場合、
観戦者たちの持ち物などをよーく見て判断しないと、
始まってみたら、敵の真ん中の席だった![]()
みたいなことも無いわけではない
慎重に観戦者の手元や首元などをみながら、
釜石の応援であろう、東北のにおいのする、
色合いの地味な人々の間に席を確保。
座ってから、再度確認。
後ろの老夫婦は岩手弁。
よし、間違いない。
ひとり観戦は、あまり経験が無い。
が、キックオフ早々から、
この席、かなり面白い。
右隣りの女子(推定年齢48歳)
パステルの応援グッズを振り回し、
めちゃめちゃ大きな声が腹から出る!
左前方の外国人7人連れ。
ずっとラグビーそっちのけでおしゃべりしてる割には、
釜石のトライでは、旗を振って飛び上がって喜ぶ。
左の、最も色合いの地味な一人観戦男性(推定年齢56歳)
時々、めちゃくちゃ小さい声で、「いけっ」「あ”ー」など、
表現は、ザ・東北人なれど、
間違いなく、熱心な釜石ファンだ。
そして、後ろは、前述の岩手弁のご夫妻。
大変盛り上がっている。
奥様のポイントは、
バックスにボールが回ると、「蹴れ!」と指示。
奥様の指示通り蹴った場合は、「そうだ!」「よーし」となる。
もし指示に従わなかった場合は、「なーんで、蹴らねーかなー。ったく」
ご主人のポイントもやはりバックス。
バックスにしっかりラインが出来ていることを見てとると「まわせ!」
そして必ず「あまってる!」
まあ、バックス出身の旦那を持つ私としては、
蹴るのは今風じゃないし、成功するとは限らない。
さらに、あまっているからと言って、まわせばいいというものではない。
しかし、その応援や会話、
まあ、遠慮が無くて面白い!
相手のミスは多いに喜び、
ラグビーの場合、
絶対なる判断基準となるレフリーの判定にも、
遠慮なく文句を言い、
相手の優秀なるスタンドオフの退場は、
声を出さず、笑顔で見送り、
その後の攻撃については、
「やっぱり10番が居ないといいね」などと、
素直な言葉を口にする。
さらにご主人の言葉。
「練習不足なんだよ、各ポジションごとに最低3人は確保せねば」
「やっぱり企業がバックについてないと、だめだべ」
いちいち、仰る通りである。
後半になり、
私のために席が確保されている連絡が、仲間から入った。
でも、その席を離れるのがもったいなく、
結局、フルタイムを一人で観戦。
試合終了間際、
左隣の一人観戦男性も、
老夫婦の会話に入り、
なかなか、楽し気な観戦状況となった。
そして、ノーサイド。
結果は、52対19で完敗。
そして最後の彼らの言葉。
「いやー、強くなった。ホントによくここまで選手も集めたよ」
緩みきった涙腺が、さらに緩んだ。
温かい。
釜石にいる釜石の人
東京にいる釜石の人
長年、釜石を応援している人たち
トップリーグへの道は、なかなか険しく長い。
でも、応援隊は、決してあきらめないよ!
そして、ひとりラグビー観戦は、なかなか味わい深いよ。
