久しぶりの国内出張
(海外出張が有るわけではないが)
羽田空港国際線ターミナル駅に到着前、
京急線車内放送
「これから飛行機に搭乗されるお客様、
どうぞ快適な空の旅をお続けくださいませ」
とかなんとか…
へぇ~、と思った
やっぱり、海外への搭乗客にはこんなアナウンスなんだぁ
とやっかんだのもつかの間、
国内線ターミナル駅でも同じアナウンス
ひがみは禁物だった(笑)
ふ~ん
車内放送もプラスαなわけ…だ…
羽田に到着
搭乗予定便は到着機材遅れのため、35分遅延…
遅延を詫びるチェックインカウンターの女子
あなたは感じ悪くない
でも遅れて欲しくは無い
さて搭乗前にやりたいこと
腕時計の電池交換
他にも時計はある
が、明日の仕事にはこれしかない!という時計
羽田で電池交換をすると決めて、
朝、全然関係無い時間を指した時計を腕にはめる
羽田空港で電池交換は出来る
何の根拠もない
あれだけ設備が揃ってる
出来るハズだ
出発遅延により、
思わぬほど時間がたっぷり出来た
インフォメーションで時計の電池交換が出来る所を尋ねる
今どき珍しいほど、
インフォメーションガールらしい制服を着た女子に尋ねる
やや不安気に回答するインフォメーションガール
要は「クイックに靴を直し、合鍵を作ってくれる」その店で、
電池交換サービスが有るという
あまりに明るい「あ、そうなんですね」
という私の表情に、
ますます不安気な「お受け出来るものと…できないものが…」
あまりに不安気な娘が可哀想になり、
「皆まで申すな、拙者、細かいことは気にせぬ。心配せぬともよいぞ」
というようなことを現代の言葉で伝え、
クイックに靴を直してくれるその店へ
店の前ののぼりには、
【SEIKO 時計電池交換】の文字が踊る!
そうだ!いいぞ!
私の時計はSEIKOだ!
男子「いらっしゃいませ」
私(時計を外しながら)「すいません、時計の電池交換お願いします」
男子(申し訳なさそうに)「お預かりすることになるんですが…」
私「へ?!ジャ、ダメダ」
あまりに私の反応が早くて、キッパリしてたせいか、
お互い見つめ合い、思わず失笑
ということで、
当然、明日のために選んだ腕時計を、
電池交換ごときで羽田に預けて飛ぶ訳はない
諦めて入った蕎麦屋
昼時なので店全体が混んでてバタバタしてる
慌ただしいお運びさんたちの上ずった声
何かが割れる音
「失礼いたしました~」の切羽詰まった声
何だか落ち着かない
そんなとき、
帰るお客様に向かった「ありがとうございました~」の声
声はすれども姿は見えず
厨房の奥から、中年の男性の声
なんともまろやかで温かみのある挨拶
う~ん
やっぱり最後の挨拶は大切だ
店の印象が一気に高まる
ざるそばとミニ天丼定食
味まで格上げだ
さてサテライトまで行くか…
歩き始めるも、遠い…
ターミナルの本当に端
端っこの方、ではなく、本当に端の端!
遅れたんだから、
もう少し近くに歩み寄るとかさぁ
待てよ
最近、ひと駅前で降りて歩くように努めてるのは、
そう、私!
万歩計を付けた私へ、
神様からのプレゼントか
サテライトで待つこと30分
案内モニターに「羽田空港に保育園があります」の文字…
電池交換は無いけど、
保育園は有るんだ…
満たされたおなか
止まったままの時計
飛ばない飛行機
どこへ行っても清潔なトイレ
室温設定の高い空港ビル内
お客様の満足を探す旅は、
長くて果てしないのだ