間取りに関しては、特段変わったものはありませんが、将来に対する考え方だったり、必要に駆られてだったりの理由により、僕たち夫婦ならではのこだわりがいくつかあるので、ここに書けるものに関しては、随時紹介していきたいと思います。
今回のような内容であればさておき、今後間取りに関する話を書いていくなら一緒に図面を載せた方が良いのですが、まだ正式なものができていませんし、ブログで公開するのは防犯面での不安があるため、当面は文章のみでの紹介にしておきます。
今後その辺りの問題が全てクリアできれば、しれっと追加公開しているかも知れません。
間取りのこだわり①は「夫婦の寝室は1階」です。
以前にも理想の家で紹介したように、わが家のどうしても譲れないコンセプトとして「1階で生活が完結できる家」というのがあります。
高齢になると階段の上り下りは辛い。その辛さを回避しようとすれば、最低でも死ぬまで使うであろう自分たち夫婦の寝室は、最初から1階になければならない。
という発想から、家を建てることを考えはじめた最初期に妻が言い出したことで、それからどこの業者さんと話をする時も、一貫して要望し続けてきたことでもあります。
平屋建てなら、このコンセプトだけを実現することは簡単なのですが、エムズさんに辿り着く前段階で、わが家の土地の広さでは難しいと諦めていました。
正確には、建物だけなら敷地内になんとか収まるものの、将来的に必要な数の車を停めようとするとかなり窮屈になってしまうという結果で、これはおそらくどの業者にお願いしても同じだろうと早々に断念したのでした。
そこで、夫婦の寝室は1階、いずれ使わなくなるであろう子ども部屋は2階という、半平屋のような間取りに落ち着かせることにしたのですが、今となっては、エムズさんには最初から平屋建てでプランニングしていただいても面白かったかなと思います。
ただ、この段階でそれを言い出すとお互いに不幸なことになるので、僕の胸にしまっているつもりです。
ちなみに平屋建てと言うと、総二階建てと比べて基礎と屋根の面積が倍になるため、コスト的に割高になるという印象があると思いますが、実は、
〇階段が必要なくなる
〇2階のトイレが必要なくなる
〇バルコニーが必要なくなる
〇外装メンテナンス時の足場の費用が下がる
〇より多くの太陽光パネルを設置できる
など、意外とコストダウンできる(加えて延べ床面積が小さくなる)部分は多く、わが家のように1階部分だけが中途半端に大きい建物が、結局はいちばんコスト高になってしまうようです。
それでも長い目で見た場合に、自分たちのできる範囲で老後の生活に対する不安をクリアできたとすれば、それがより良い選択なのだろうと今は思っているので、後悔は全くしていません。