少し前の打ち合わせで、わが家の模型を見せていただきました。
ファーストプランの時のものとは違い、内部の間取りまで再現されていて、屋根を開くことでその様子を見られるようになっているものです。
ほかのお施主さん方がブログで書かれているのと同じように、僕たちも模型の屋根をパカパカさせて感激しました。
それから何回かの打ち合わせを経て、現在のわが家はこの模型とも若干違っています。
細かいところを挙げれば、玄関の開く向きなどがそうなのですが、外観で目立つ違いと言えば、2階のスカイデッキが無くなってしまったことが一番だと思います。
スカイデッキについては、エムズさんのブログでスタッフの方が何度も説明されているので割愛することにしますが、わが家では、子ども部屋の布団を干すことが設置の主な目的になる予定でした。
わが家では、かなりの頻度で布団を干し、それは今のところ妻がほぼ全部ひとりでやってくれています。
かなりの頻度であるからこそ、少しでも楽な方法でと思っていたのですが、間取りがほぼ決まるまでの間、ほかの部分に気をとられてしまい、どうやって布団を干すのかは置いてきぼりになっていたのが正直なところでした。
一般論として布団を干すのに一番楽なのは、バルコニーなどの壁に掛ける方法だと思います。
布団を抱えたまま掃き出し窓からバルコニーに出て、そのまま壁に掛ければ良く、よほど大きな布団でない限り、ストレスをそれほど感じることなく干せるはずだからです。
本当はファーストプランの時に、又は間取りが煮詰まるまでの間に要望すれば良かったのですが、上に述べたとおり布団の干し方については置いてきぼりになっていたため、2階の間取りがほぼ決まったタイミングで、バルコニーを作るのと同じような感覚で「スカイデッキで布団を干したい」と佐野さんに伝えたのでした。
しかし、この時点で2階南側は腰高窓に決まっており、下屋の高さとの関係で掃き出し窓に変更することはできなかったため、スカイデッキに出るための開口部を可能な限り広げるという方法で進めていくことにしました。
開口部を広くとった腰高窓からスカイデッキに出るという動線は、エムズさんのモデルハウスでも同じであるため、なんとかなると考えていたのですが、ある日、落ち着いて図面を見ていた時に、本当にこれで布団をストレスなく干すことができるのかという疑問が沸いてきました。
言うまでもなく、腰高窓は掃き出し窓とは違って、床からサッシの下端までにある程度の高さの壁があるため、窓を通って外に出るためには、その壁を乗り越えなければなりません。
ただ単にスカイデッキに上るだけなら、床からの高さが多少あったとしても問題ないのかも知れませんが、比較的小柄な妻が布団を抱えた状態でそれができるかどうか、できたとしてもほぼ毎日のことでそれがストレスにならないか、平面図を見ているだけではどう考えても結論が出ませんでした。
そこで、その疑問を解消するために、佐野さんが色々なパターンで布団を干すことを想定した立面図を作ってくださり、それを元に検討し直すことになりました。
その結果、わが家のスカイデッキは消滅の憂き目にあうことになったのですが、検討の過程は少し長文になるため、また回を改めて紹介できればと思います。