わが家はエムズさんに設計の申し込みをしたばかりで、このブログに書けるような事柄はまだ何もありません。
なので、しばらくの間は、僕たち夫婦が家づくりを思い立ってからエムズさんにお任せすると決断するまでの経緯を、回想録という形で書いていきたいと思います。
なお、家づくりの最初からとなると相当昔まで遡るうえに、経緯の全てを書いていくと自分たち以外の人にまで迷惑をかけてしまうおそれがあるため、ところどころ割愛する必要があることをご了承ください。誰もそこまで興味があるとは思えませんが念のため。
回想録に先立ち、登場人物でもある僕たちの家族構成を簡単に説明します。
わが家は、このブログを書いている僕こと夫、妻、娘、息子の四人家族です。それぞれの性格などは、今後のブログの中で書き表していけたらと思っています。
僕たちが家づくりを思い立ったのは、娘が生まれてしばらく経ってからのことだったので、10年前とは言わないまでもかなり昔だったことは間違いなく、正直なところ、細かなきっかけなどはよく覚えていません。
娘が生まれたし、今後も家族は増えるかも知れないし、僕には転勤があるけど子供たちは転校させたくないし、というような、なんとなく僕たち夫婦にとっては当たり前のこととして、自分たちだけの家が欲しくなっただけだったような気がします。
いずれにせよ、家づくりの最初にしたことは、月並みですが近所の住宅展示場巡りでした。
住宅展示場には様々なメーカーのモデルハウスがありましたが、すでに僕の親族がその中にもあった(かなり高価格帯の)大手メーカーで家を建てており、漠然と良い印象があったので、とりあえず同じメーカーで話を聞いてみることにしたのでした。
ただし、当時の僕は家づくりに関する何の知識もなく、さらには貯金もなく、住宅ローンなどの資金計画もまったく理解していない有り様で、ものすごく軽い気持ちで展示場に向かったのを覚えています。
若かったからというのもありますが、無知というのは本当に罪であるということを、当時の自分に教えてやりたいです。
その後の経緯はほとんど覚えていないのですが、確か営業の方と何回か話をして、最終的に「だいたい○○くらいの広さの家を建てると○○くらいの金額がかかります」みたいなごく簡単な見積書(とも言えない程度の価格表)を出していただいた結果、想像を遥かに超えるその価格の高さに愕然とし、それからしばらく家づくりから遠ざかってしまうことになってしまいました。
覚えている限りでは、その営業の方はとても熱心かつ丁寧に話をしてくださったのですが、僕があらゆる意味で無知であったがゆえに、なにかしら検討したうえでならまだしも、その余地すらなく、結果的には最初から無理だとわかっていた無駄な作業をさせてしまっていたことを、今でも申し訳なく思っています。
振り返ってみれば、価格がどうこう以前に、当時はどこに家を建てるのかすらはっきりと決まっておらず、そもそも当の本人たちに、家づくりをするという覚悟というか心構えができていなかったように思います。
つまり、当時は僕たちにとって、まだ家づくりは文字通り夢物語でしかなかったのです。
②に続きます。
大井川鐵道のトーマス号に乗ってきました。
最近カーズ寄りになっていた息子は狂喜乱舞し、少しトーマス熱が戻ったようでした。
対照的に、娘は写真にもあまり写りたくないくらいつまらなさそうでした。いつまで一緒に遊びに行ってくれるのだろうか。