地球防衛軍S 第39話 魔獣の群れ | EDFニュード・フォトン汚染対策本部

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EDFの小説モドキが主で、ボーダーブレイクの戦果報告や単発SSをあげてます。PSO2も追加されました


「この緊急警報の理由を教えてくれないか?」


最近名前しか登場していなかった悟が少し顔を強ばらせつつ聞く。

というのも、彼には既に答えが分かっているからだ。

警報の理由も、何故自分の顔が強ばっているのかも。


「…フォーリナーは、世界各地に多数のヴァラクを投下」


オペレーターは今の状況を説明するため、先に世界の状態を口にする。



「ヴァラクの攻撃によって世界中で大きな被害が出ています」

「おいおい… あんなのが世界中で暴れ回ってるのか? 大きな被害って問題じゃないだろ…」

「この地にも2体のヴァラクが進行してきました」

「…だよな。あんなでかい化け物が2体もいるなんて、俺は自分の目を疑ったぜ」


悟が臆病風に吹かれる中、ストーム1+αの人員が到着した。

海理が相変わらず不機嫌な顔で入ってくる。


「…ストーム1、全員到着しました」

「うむ」


司令官が返事をし、とりあえず全員座る。

白衣の男(結城)は現在、とある開発チームと何かをしているらしい。

何でも、最終調整中だとか…



「…では、続けてくれ」

司令官が頃合いを見て、オペレーターに主導権を譲る。

オペレーターが頷くと同時に、モニターに幾つかの画像が表示される。

「これを迎え撃つため、最新鋭のALレーザー銃で武装したオメガチームが現地に展開しています」


そもそもレーザー銃自体が最新鋭だろう、という突っ込みは誰もしなかった。

いつの間にか最新鋭のセントリーガンを開発していた事もあり、開発部には少しばかり常識は通用しない。



ALレーザー銃とは、単射式のレーザー銃です。

Aとは空気の意味を示し、これまで試作されたレーザー銃に比べて格段に重量が軽い事を示しています。

Lはそのままレーザーを示しています。

一発のレーザーに膨大な熱量を持たせることにより、軽量ながら最新式のMMFに近い破壊力を実現しました。

なお、EN供給関連がかなり簡略化されているので、ENパック交換での次弾装填を可能としています。

ただし、単射式であるために火力は全ての試作レーザー銃の中で一番低いです。

ある程度の量産を既に行っているので、全員で1つの目標に向かって一斉掃射するべきだと思われます。

…では、頑張って下さい。by結城



「念のためにレンジャーGにも向かって貰っていますが… ストーム1も援護に向かってください」
「れ、レンジャーG?」

「ゴリアスランチャーを標準装備としたレンジャーチームの精鋭です」

「ちなみに、オメガチームとは?」

「既存の実弾兵器ではなく、レーザー銃などの特殊兵器の運用をするために創設された部隊です」

「…なるほど」

「では、現地へ向かって下さい。…くれぐれも気をつけて」





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「一体やったぞ!」
「倒したぞ!」


ストーム1が到着した頃には、既に一体のヴァラクが横たわっていた。


「これが、ALレーザー銃の一斉掃射の火力…」

『…何て威力だ。あのヴァラクが、いくらゴリアスランチャーもあるとはいえ…』

『撃破までにかかった時間は約1分です』

「速!?」


空音と、ベガルタの悟が同時に驚愕する。

約1分で簡単にやられてしまったヴァラクは、非常に可哀想に見えた。

だが、問題は山積していた。


「隊長! ALレーザー銃が動きません!」

「こちらもです!」

「くそ、私のも動かん! …本部、応答願います。殆どのALレーザー銃が故障したようです」

『故障だと?』

「あくまでも推測ですが… 発射する際の熱に耐えられなかったか、または地震に耐えられなかったのかと」

『…地震だと?』

「ヴァラクは超巨大生物です。これまでの蟲型巨大生物より大きく、また重さも相当なものです」

『…それが横たわる地震に耐えられず、内部の機器が破損したとでもいうのか?』

「あり得ないと思われるでしょうが、現状ではそれが唯一の可能性です」

『おい! 止まれよ! そんなに走り回ってたら当たらないだろ!!』


悟の場違いな声が無線に響く。

この会話中、悟はベガルタを使って最前線(見方によっては格闘戦)をしていた。

色々な機能が追加されているベガルタだが、その機動性と旋回性能だけはどうにもなっていない。

結果として…


『ああもう、いい加減に止まれ! 踏んで逃げるな!』


まさに踏んだり蹴ったり状態のベガルタ10号機。

あれだけの重量を持つ生物に何度も踏まれているため、流石のフォースフィールドも限界を迎えていた。



『くそっ…』

「…大半のALレーザー銃は故障、ベガルタもやられた。…無理があるわね。うげ」


リクが冷静に思考を進める。

と、悟が横っ飛びしながらベガルタを飛び降りた。

そこを駆け抜ける、嵐の如きヴァラク。

言うまでもなく爆散するベガルタをバックに疾走する様は、まさに駆け抜ける嵐であった。


だが。


『…何とか間に合ったようですね』

『博士、調整に時間がかかりすぎですよ』

『仕方ないじゃないですか。まさか熱エネルギーがあんな動きを見せるとは… 帰ったら皆を集めないと!』

『そんな事より、例のアレを』

『…少々重いですよ』


遠くから赤い閃光が走った。

それは狙い違わずヴァラクに当たった。

凄まじい速度で皮膚の表面を焦がし、溶かして内部を露出させる。

3秒ほど照射されると一旦閃光は途切れ、2秒ほどしてまた飛んでくる。

合計で12秒程照射されると、ヴァラクは力尽きて地面に倒れた。


「…零式か」

「ええ。…威力は秒間6000、純粋な一撃の威力は100と言った所でしょうか」

「3秒まで照射可能なんだろ? 完璧に零式だな」


結城がいつの間にかリクの隣に立っている。

それを遠くから眺める怜香。

…何と言うか、結城に常識を語ってはいけないようだ。



『欧州からの情報です。マザーシップの砲撃によって、大都市が次々と廃墟となっています』
「…これも規定事項ですか?」

「当然。じゃなきゃ無理にでも欧州に行ってるわよ。…うげ」

『犠牲者は百万人を超え、被害は今も拡大しています』


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作者コメント♪


どうも、目指すは「混沌の追跡者」なキセノです。

「カオス・チェイサー」と横文字にしてみると何だか格好良いですね。非常にどうでもいいわけですが←


ホントに文量だけはあるのが驚きですね。

一体何があったんでしょうか←