歴代の湯郷温泉てつどう模型館&レトロおもちゃ館コラボ湯郷美彩ちゃん回顧録第二弾!
今回はからくり時計美彩ちゃんについて紹介します♪
温泉むすめのデザイン規格には等身大、SD(3頭身)、SD(2頭身)の3つが存在するのですが、からくり時計は等身大規格です。
実物見てくださった方はお判りでしょうが
とにかくデカい!!!
美彩ねえの身長は167cmです。
女性なら割と背が高い方で、温泉むすめとしても一番背の高い娘(洞川蓮ちゃん)が173cmなので上から数えた方が早いです。
で、元々の身長が高いうえに時計部分の台座、手で屋根を持ち上げたりしているので、その分加味してパネルとしては175cmとなっております。(エンバウンドさんの方でできるだけ圧縮してくださったそうです)
高さもさることながら、幅もかなりありまして、成人男性1名が余裕で後ろに隠れられる、という規模です。
実物のからくり時計。
普段は収納されていますが、中から美作地方に伝わる伝説の巨人『三歩太郎』を模した人形が出てくると3階建てビルくらいの高さになります。
からくり時計美彩は駅員、バレンタインに続く模型館シリーズの3作目として2023年7月17日の湯郷美彩誕生祭にて発表させていただきました。
元ネタになった湯郷温泉からくり時計は、『おもちゃの街 湯郷温泉』のシンボルとして2010年3月に建立されました。
実は何気に当館の方が歴史が長かったりします。
良く勘違いされるのは、コレが湯郷温泉旅館組合か湯郷温泉観光協会が所有者だと、地元の方でも間違った認識の方が多いのですが、実は美作市役所が所有者です。
一般的に観光地に観光名所の土産物が売られているのは当たり前ですが、からくり時計を使った土産物が全く無いのはこの辺りの事情があるからとのことらしいです。
で、ただでさえ製品化が難しいものをモチーフにできたのは何故かといいますと、ここでもバレンタイン美彩が関係してくるのです。
元々、駅員の次に出すのならご当地モノ路線でからくり時計だな、と自分の中で心に決めていました。
実際は観光協会からゆ~らぎ橋のお話をいただいてバレンタイン美彩が生まれたのですが、地域おこし協力隊の契約更新の際の面接で、当時の課長からもっと湯郷をPRできるデザインを作ったらいいんじゃない?というご提案をいただいて、まさに渡りに船だと・・・!
じゃあからくり時計モチーフで作っていいでしょうか?と打診させていただいて、使用の許可を快諾していただけました。本当にありがたい限りです。
正式に決済の許可が出たのが年度替わり直後で、同時にエンバウンドさんの方に企画書を提出させていただきました。
当初から誕生祭での発表を想定しておりまして、スケジュール的にもギリギリ間に合うとのことでしたのでそのまま進行していただきました。
こだわりポイントとしては三歩太郎に扮した美彩ねえ・・・ではなく、時計の部分です。
時計の針がなんで3時33分じゃないのかというツッコミが入ると思うのですが実際多数ありました、実はコレ
実物に準拠しているんですね。
湯郷温泉のからくり時計は8時から21時までの間、毎時0分になると仕掛けが作動します。
停止するまで約4分間動きっぱなしなのですが、ちょうど3分経った頃には三歩太郎が出て来ていて、イラストと同じ状況になります。美彩ねえは出てきませんけどね
からくり時計美彩のコンセプトの一つとして設定したのが”公共性”です。
やはり公共物をモチーフにするにあたり、従前のデザイン以上に一般の方々の目に触れる機会が多いことを想定した場合、情報はなるべく正確にすべきであり、時計を3時33分に設定してしまうと『3時33分にからくり時計が動いている』という誤解を招きかねないので、そこは実物準拠とさせていただいた次第です。
その代わり、実物では宮本武蔵/円仁法師が出てくる部分をいあいぎり美彩ちゃんにしていただきました♪
今だからこそ言えますが、実はからくり時計美彩と円仁法師の弟子美彩は同時期に進行していたのでした。
担当絵師さんが違うからこそできた芸当なのですが、円仁法師の弟子の方が先にできていればそれになっていたかもしてませんね。
グッズは長らく缶バッジのみの運用とさせていただいておりましたが、近々新規グッズを2種類販売できるように進めております。(うち1種類は特殊な販売形態となる可能性が高いです)
逆に、缶バッジの方はしばらく休売させていただく予定をしておりますので、お買い求めの方はお早めに♪