ああ、また大好きな映画音楽の作曲家が・・・。


代表作と言えば、やはり(ピアース・ブロスナンに交代する前の)007シリーズなんだろうけど、最高傑作は絶対『ある日どこかで』でしょう!


『野生のエルザ』も有名だし、オスカーをゲットした『冬のライオン』もよかったけど、個人的には、『007』の対極にあるスパイもの『国際諜報局』とか、アクションもののキレのよさとメロディメーカーとしての実力が融合した『死亡遊戯』や『ザ・ディープ』とか、晩年(と言っても、もう10年近く前の作品だけど)の数少ない作品の一つ『エニグマ』とかも好きです。


謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


ミスターYKの秘密基地(アジト)

ビレッジプレスさんから発行されている『雲遊天下』の最新105号が完成。RKKさんのことなど、熊本絡みのことを書かせて頂きました。あ、初の東京のお仕事です。


http://www.village-press.net/?pid=26511377


ミスターYKの秘密基地(アジト)

昨日、TOHOシネマズ光の森で開催されている『第1回 午前十時の映画祭』のラストを飾る『ワイルドバンチ』を観に行きました。


私が敬愛するサム・ペキンパーの代表作にして、男泣き映画の最高峰!2時間半近いディレクターズ・カット版が熊本で上映されるのは、確かこれが初めて。見逃したらバチがあたります!


ただでさえ大好きな監督だったのに、誕生日が同じ2月21日と知ったときの嬉しさと言ったら…!2月21日生まれは、美男美女か天才ばかりです!(はいはい) (他に、要潤や香里奈、あと大前研一やジバンシーが同じ)


プリントの状態も上々。そのせいもあるし、この映画で使われている映像テクニックが現在のアクション映画でバンバン使われているせいもあるのでしょうが、改めて観てあまり古さを感じなかったのは気のせいでしょうか?


冒頭から伝説のクライマックス、そしてラストシーンに至るまで、凄惨で血生臭いアクションシーンと、時代に取り残されようとしている男たちの生き様を哀愁を込めて描いた情感あふれるシーンが、実にバランスよく配置されているのには感嘆。


そんな作風といい、主演より脇役俳優に徹底的にこだわる(しかも、どいつもこいつもキャラも面構えも超個性派揃い)ところといい、ペキンパーはやはり我らが岡本喜八と通じるところがあるなあと改めて実感。


うーん、やっぱり2月生まれは(以下省略)






※ネタバレ入ってます!要注意!


タイトル見て『ミスターYKの複数形』と意訳したそこのあなた!ある意味正解!(爆)


というバカ話は置いといて…


田舎町近くの沼か何か(覚えとけよ)に軍用機が墜落、搭載していた細菌兵器のウイルスが流出して町の水道水に混入。感染した者は凶暴化していく…という、『復活の日』か『カサンドラ・クロス』かといった感じの物語ですが、ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が1973年に作った同原題作品のリメイク。


熊本に来るのかなあ、と心配しておりましたが、一応来ましたね。はませんの1ヶ所だけですが。


オリジナル版は日本では劇場未公開でしたが、70年代末に『細菌兵器に襲われた街』というタイトルでテレビ放映されました。『第2のカサンドラ・クロス事件!?』なんて副題が当時を偲ばせますが、こっちの方が『カサンドラ-』より先に作られている(=当時公開された『カサンドラ-』に当て込んで、ようやくテレビ放映された)のが、いかにも70年代らしいノリです。

無名俳優と記録フィルムを多用した、いかにも低予算の作品ながら、それがかえってドキュメンタリーぽい雰囲気を醸し出していました。突き放したようなラストは後の『ゾンビ』(広義のゾンビ映画ではなく、もちろん78年の同名作)に通じるものがあります。

確か、私も当時、年末深夜の『年忘れ映画劇場』みたいなやつで見た記憶があります。非常に印象に残っているシーンが、編み物をしていた婆ちゃんのところに、街を制圧に来た防護服姿の兵士(確か)が来て、おとなしそうな婆ちゃんなので油断していると、いきなり編み棒で兵士を刺し殺すところ。結構トラウマものです。


オリジナル版が特定の主人公を設けず、街の人々、そして事態を収拾しようとする軍人や科学者たちの群像劇というスタイルをとっていたのに対し、今回のリメイクは街の保安官と女医の夫婦を主人公に、仲間たちと街から脱出を図るという、モロに『ゾンビ』的な構成になっています。オリジナル版が群像劇でそこそこスケール感がありましたが、今回は登場人物を絞ったために、ちょっとこじんまりとまとまった感があります。主人公たちのキャラ設定もかなり『ゾンビ』的。襲ってくる感染者たちも、オリジナルが割りと普通の状態だったのに対し、今回は症状が悪化していくとモロにゾンビ。何でもかんでも『ゾンビ』に似せなくても…と思ったが、製作総指揮を当のロメロが務めて伊いるところを見ると、これでよかったのかねえ。


あ、最終的なエンディングの展開は、松竹製のホラー系SF『吸血鬼ゴケミドロ』っぽいですな。


個人的に気に入ったのがオープニング。いきなりかかるのが、キューブリックの『博士の異常な愛情』のエンディングに流れた『We'll Meet Again』のカントリー・ヴァージョン!しかも、歌っているのがジョニー・キャッシュ!おまけに、直後のシーンで口笛で流れるのが、同じく『博士の異常な愛情』でしつこく流れた『ジョニーの凱旋』。。ま、言いたいことは分からんでもないです。


でも、編み物婆ちゃんが出てこなかったのはいかんなあ…。

1月10日の夜は、Ustreamで配信する『Uラジくまもと』の記念すべき第1回目!で、そんなおめでたい回に出演させて頂きました!


当日は一段と寒さが厳しく、緊張と寒さのせいで喋りがいつも以上にグダグダになってしまいました。←豪快な責任転嫁


でも番組自体は、リスナー数がいきなり100人超えという大成功!これからも、皆さんよろしくお願いしますm(__)m


で、今回紹介させて頂いたのが、新作『ソーシャル・ネットワーク』と旧作『ワイルドバンチ』。

男泣き映画の最高傑作『ワイルドバンチ』は、熊本では今週末から『午前十時の映画祭』で上映されるので、それに合わせたご紹介。もちろん、私も観に行きます!


『ソーシャル・ネットワーク』も今週末公開ですね。ご存知の方も多いと思いますが、facebookの創始者、マーク・ザッカーバーグを主人公にした一種の内幕ものですが、見ごたえある傑作です。


で、『Uラジ』の配信中、リスナーの皆さんのツイートで、かなりfacebookをやっていらっしゃる方が多いということが判明。

だからというワケでもないんですが、随分前に登録してほとんど放置状態だったfacebookに、久々にアクセスしてみました。

確かに、ツイッターなどでの知り合いの方も多いのですが…。


一番ビックリしたのが、映画音楽関係者もかなり多いことです。作曲家はもちろん、私がよく輸入盤を買うアメリカのサントラ専門レーベルやそのスタッフの人たちなど、(私が一方的に)おなじみの名前がゾロゾロ。


で、調子に乗って、ダメもとかつ失礼を承知で友達リクエストを出しまくってみたら…承認が来るわ来るわ!デヴィッド・ニューマンや、ご本人を拝見したこともあるチャールズ・フォックスの各氏などの作曲家、サントラメーカーの関係者の皆さんが、結構すぐに承認して下さいました。プロフィールに、好きな映画や音楽として結構「本格派のサントラファン」と思わせる名前を列挙していたせいかも知れません。


実はいまだに使い方がよく分かっていないのですが、わたし的にはこちらで存分に楽しめそうです。


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