やんしんブログ(数学教師@NZ) -11ページ目

やんしんブログ(数学教師@NZ)

計算と英語が苦手だったのに、今は英語で数学を教える数学教師。
奥さんはNZ人。
波乱万丈な人生の記録始めました。
#教育 #国際結婚 #数学 #英会話 #教師 #熱血教師 #ニュージーランド #ギランバレー症候群

ニュージーランドは、ロックダウンに成功した唯一の民主主義国家、みたいに言われていたこともありました。

 

えぇ、ニュージーランド人は割と優秀な側面があるんです。

 

ロックダウン中は「規則を守れ!」という言葉よりも「Be Kind」という言葉の方が圧倒的に多く目にしました。

ロックダウン中の課題も「Less is more」と、少ないほうがいい、という指示が校長から出ました。

課題をたくさん出しすぎて、生徒を追い込んではいけない、という配慮から。

 

こうやって、2020年、2021年と乗り切ってきたニュージーランドですが、2022年に入り、コロナの影響で、物価は爆上がり。

格差がひどくなり、犯罪が異常な頻度で起きています。

オークランドの中心部は、怖くて夜中で歩けなくなってしまった、という日本人の声を多く見ます。

 

はい。

確実に治安は悪化しています。

 

そこに来て、いろんな学校でも、かなり荒れ始めている様子が見えるようになりました。

うちの学校も、生徒たちの気のゆるみがかなり出てきて、授業に身を入れる生徒が少なくなってきました。

と言うのも、高校2年生はこの地点でもう十分な単位数を取得している生徒が多く、学校に遊びに来る生徒が増えてきてるからなんです。

そこで、うちの校長がアンテナを張り始め、ここが勝負時だと「high standard」という言葉を出し、生徒に対してのルールを強化し始めました。

 

携帯電話の使用を厳しく制限。

服装チェックの徹底。

 

周りがそうやって動き始めてくれれば、僕も動きやすい。

しっかり取り締まって、規律を正す。

 

で、地域のFacebookページを見てみると、やっぱりみんな、最近は規律を求め始めている事に気が付く。

ロックダウン中に、皆のやさしさでみんなを守ったら、その後治安が悪化してしまった。

その悪化した治安にみんな飽き飽きし始めているから、しっかり規律を正し、またみんなが安心して過ごせるような、正常な世の中に戻していこうという流れ。

 

完全に時代の流れが変わってきてるんだなと。

これからは、この日本男児が経験してきた厳しさの一部だけ、生徒に見せてあげようと思いますw