先生の業界では、授業数が満タンに入っていることを「満塁」と呼んだりします。
僕の授業は、月曜日と火曜日、満塁なんです。
でも、今週までは月曜日が休みで、先週の火曜日は上級生がまだ登校していなかったので、今日が今年初めての満塁。
先週の反省を踏まえて、今日はまずは楽しませる事を重視する。
とにかく数学の授業が楽しいと思ってもらうこと。
教科として生徒たちに数学を教えるのは、数週間経った後でいい。
とにかく「うお!今年の数学超楽しい!」って言う印象を与え、うまく「数学=楽しい学び」という洗脳を施せば、僕の授業の外側でも生徒は学び始める。
一学期の最初は、そうするために捨て授業をいくつか作る。捨てると言うのは、ニュージーランドの教育委員会が定めていない内容でも、良問の数学っぽい内容をガツガツ入れていくこと。
それだけに、この時期の合格点は、生徒が僕の授業に魅了されていること、なんです。
かなり時間と頭を使って授業を組み立てたので、内容はかなりいい感じに仕上がってる。
あとはひたすら集中して生徒を引っ張るだけ。
今日は、かなりヒットした。
全部バットに気持ちよくミートした感じ。
課題は残るが、これからもっと加速していけそうだ!
…と思ったら、放課後、うちの主任が僕のところに来て「3月で私、学校変えるね」と。
えぇ!?
あなたほど素敵なボスいないんですけど…。
なぜ…なぜ…😭
なんとか自分の思うように色々組み立てられてきたと思った矢先にこれ…。
やっぱり人生は、一筋縄では行かないんですね。
日本人数学教師の奮闘記はまだまだ続く(汗)